2014年12月15日 (月)

シンプル・ライフ 世界のエグゼクティブに学ぶストレスフリーな働き方

Photo翔泳社より献本いただきました。

シンプル・ライフ 世界のエグゼクティブに学ぶストレスフリーな働き方」を読みました。

内容紹介(Amazon.co.jpより)
マインドフルネスで実現する創造的生活! 「どうすればインターネットに飲み込まれず、ちょうどよい距離を保てるのか」(佐々木俊尚)●概要本書は世界トップの起業家、ビジョナリ―が実践する「マインドフルネス」という新しい生活スタイルを提案します。現代人の多くが1日にメールを50回以上、メッセンジャーを77回チェックしているという調査結果もある中で、世界トップの起業家たちは、無益な情報には惑わされずに平常心を保つ(=マインドフルネス)生活を実践しています。どのように生活すれば、情報の海に飲み込まれずに創造的な働き方・生き方ができるのか。そのノウハウとともに、具体的に取り組む日々のエクササイズも紹介します。ついついスマホで、ツイッター、フェイスブックを確認してしまう人、もっと生活を充実させたいと思っている人など、すべての人にオススメです。

今年秋に日本ではじめて実施されたGoogleで行われている「マインドフルネス」の講座を受けてきたばかり。この本がリリースとなり、「マインドフルネス」って今年から来年にかけて流行るのかしら!?と思いました。

ここ最近、「つながりすぎ」の問題が指摘されており、IT機器断舎利が一部で流行っていますが、この本もその流れの1つだと思いました。

しかし、自分たちがどういう選択をして生きていくのかという、人生の根本を問う内容で、情報の次の波が来た時にも、自分がどう対処し、生活の中に取り込むか、どうスタンスを取るかを考えられるように作られている本だと思いました。

内容としては、あちこちで言われている内容と同じなので、さらっと読めます。さらっと読める手軽さはありますが、各所で「ホントに考えてる?」と考えさせられるように、本が書かれているので、そこでいったん立ち止まって、考えるという時間が持てました。

そのため、普段よりもこの本を読むのに時間がかかってしまいました。

私自身は、10代からインターネットにどっぷりつかり、大学・大学院と情報工学を専攻し、卒業後はネットワーク・アプリケーションエンジニアとして仕事をしていたので、20年以上前に自分が通った道。デジタルが行き過ぎるとアナログな生活になるのを身を持って体験してきたので、SNS等が登場しても、スマホが登場しても、ある程度の距離を置いて付き合っていると思っています。

また、いくつかの企業のエグゼクティブとして仕事をしてきたときに、瞑想について学ぶ機会等があったため、ここに書かれていることは、総じて自分でも考え、実践してきたことなので、あまり違和感はありませんでした。しかし、まだまだ煩悩の塊だなぁと思ったのは、16章の「執着することの無益さ」を読んだとき。

頭では分かっているけれど、どうしても執着したくなることもあり、それが特に、新規事業として自分が手がけたものから撤退するときは、執着します。そういうところは、もっと身につけていかなければならないなぁと、反省。

こういうことは、実践していくしか身につかないので、すでに経験のある人は、「内省を促すツールとして」、これから実践する人は、とにかく全部読んでやれるところからやっていくのがおススメです。

2014年7月16日 (水)

ソマリランド関連イベントで高野秀行さんに会えました!!

Photo友人が「謎の独立国家ソマリランドでの挑戦!」というイベントの関係者だったので、お誘いを受けて、ワタリウム美術館まで行ってきました。

目的は、ゲストで呼ばれている高野秀行さんにお会いしたいため!!

昨年、『謎の独立国家ソマリランド』と『幼獣ムベンベを追え』を幼馴染から教えてもらって、高野さんの本にはまり、ブルドーザー読み(出ている本はすべて読むこと)をし、ご本人にファンメールまでしてしまった私!

その高野さんに会えると、わくわくしながら行きました。

高野さんに14日に行きます!とメールしたら、15日の間違いですよと丁寧に指摘され、スケジュール帳をみたら、14日のところにハートマークが大量に書かれていたのを消して、15日にあわてて変えてしまったほど、舞い上がっておりました(笑)

イベント会場を見回すと、100名近くが入っていて、数名の知り合いが来ていることに気づきました。そのうちの1人で、ゲストスピーカーの米倉先生。さすがに米倉先生をスルーはできなくて、ご挨拶に行きました。

米倉先生がゲストで出ることすら気づかなく、イベント自体に興味がないのは明白。高野さんファンで来ていた人は私も入れて数名だけでした。

で、いったいなんの会なんだろう?と、会場に入ってから、やっと気になって、周囲の人にヒアリングをしてみたところ、やっぱり興味のない領域でした(主催の皆様ごめんなさいっ!)

Photo_2 さて、高野さんに「次は何を手がけるのですか?」と質問したら、アジアの納豆だそうで、7月上旬に季刊誌「考える人」に連載が始まったばかりだと教えてくれました。

で、さっそく、家に帰って、Amazonでオーダー。

届くのが楽しみです。

納豆はアジアの他の地域でも食べられているそうで、その形状は様々なんだとか!

早く読みたいですね。

このブログを書くのに、高野さんのどの本をブログで紹介したかなぁ~と調べてみたら、なんと幼獣ムベンベを追えだけでした!!

私の中での高野さんの本のTOP3は、

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1位: アヘン王国潜入記

ケシ栽培をやってみて、収穫したけしでアヘンまで作るだろうなぁとは想像できたのですが、それを吸ってアヘン中毒になってしまうとは!!

おぉ、想像以上の驚き!! 

極限までやって、それを冷静に分析しながらルポとして書けるだけでなく、小さなミャンマーの村の人間模様、教育や経済状況まで、大きな視点から語ってくれるこの本は、私の中でダントツ1位!!

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2位:幼獣ムベンベを追え

こちらは以前ブログで紹介しましたね。高野さんの第一作目の本で、まだ早稲田の学生だった頃に書かれたモノです。

その時に書きましたが、「めちゃくちゃで常軌を逸してるとしか思えない話なんですが、何かをやり遂げる時人はここまで知恵と体力を使って追いかける。そして自分も自分の周りも(読者も)その過程で世界観が変わる。」

極限まで突き詰めた先に見えるもの。それを追い求められる生き方をしたいなぁと憧れます。憧れるだけでなく、実践したいですね。

 

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3位:謎の独立国家ソマリランド

「地上のラピュタ」「北斗の権を知らずして・・・」などのコピーもすごくいいのですが、なぜソマリランドが民主主義で、平和的に独立国家となったのか、などの政治的・歴史的・文化的背景がきっちりと書かれている点が新鮮。

そして、海賊のエピソード(ネタバレになるので詳しく書きません!読んでください!)など、もう「ありえない!!」という面白い事例満載です。

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番外編として、今年発売になった対談集「地図のない場所で眠りたい」をあげます。

こちらで一緒に対談をされている角幡唯介さんの「雪男は向こうからやってきた」「空白の五マイル」も読みましたが、やはり私は高野さん派です。

自分の心と向き合った葛藤を読むのもたまにはいいんですが、高野さんのような人類学というか文化・経済へのアプローチというか、いろいろな人を巻き込みながら、”何か”を解き明かしていくという方が、私の好みにあうのでしょう。

この対談の何が面白かったかというと、角幡さんや高野さんがどうやって文章を書いているかということなどにも踏み込んだディスカッションがあるところ。

好きな作家さんのお話になると長くなってしまいますね。

高野さんの本をまだ読んでいらっしゃらない方は、是非是非この機会に、1冊読んでみてください!

2014年6月30日 (月)

「イベリコ豚を買いに」

Photo知人に勧められて読んだ「イベリコ豚を買いに」は、ノンフィクションの食に関する紀行ではなく、事業開発屋の私にとっては、新規事業開発のビジネス書でした。

農水産物領域での新規事業開発を考えている人には、是非ビジネス視点で読んでいただきたい1冊です。

内容紹介(Amazon.co.jpより)
謎だらけのイベリコ豚を追ってスペインへ! 「本当にどんぐりを食べているのか?」「イベリコという町はどこにあるのか?」「安売りセール肉は本物か?」……。 レストラン、スペインバルはもとより、今やコンビニ、回転寿司でもごく普通に売っているイベリコ豚。高級食材として知られているはずのものが、いまや日本全国で手に入るのはなぜか?そもそも、イベリコ豚はそんなに沢山いるのだろうか? 著者はそんな素朴な疑問をいだき、取材を始めた。日本人が知らないイベリコ豚の「真実」を明らかにすべくスペインを目指した著者。幾多の困難を乗り越え、現地に辿り着いた著者を待っていたのは、驚きの連続だった。……。 ローマ時代の遙か昔からスペインで幻の豚を守り育ててきた熱き男たち。そして素晴らしい生ハム作りに命を捧げる職人たちとその家族のドラマを紡ぎながら、知られざるイベリコ豚の生態、そして食肉流通事情を解き明かしていく。さらになりゆきでハム作りにも携わることになり……。 多様なジャンルをテーマに、多くの傑作ノンフィクションを世に出してきた著者がスペインと日本を舞台に描く、読み応えのある食ノンフィクション。

ひょんなことから、作家が、イベリコ豚に入れあげ、イベリコ豚を輸入し、商品化し、販売するまでを描いているのですが、素人がビジネスを作り上げるまでのプロセスや絶対にはずせないポイントまで、見事に描かれている点が、ビジネス書として読むのに面白いです。

私のように実際に商品開発をし、マーケットに出すまでをやっている人間からすると、当たり前のポイントが多いのですが、専門領域だからこそ知らない点もいろいろと出てくる。

生鮮食品、しかも肉という領域で商品を作って販売するとなると、こんなことまで考えないとダメなのね

という点が新鮮。

しかも、すべての事業開発に言える点を、すばり指摘しているのも、この本の面白いところです。

例えば、精肉店が生き残る戦略について。

デリカとして生き残る道。卸売に活路を見出すケース。量販店への転換。

この3つを戦略としてあげ、そして、それで生き残るケースがあがっています。

先日、化学品メーカーの生き残り戦略についてお客様先でお話したのですが、それと非常に似ています。(若干異なるけれど)

事業開発をする際に考えなければいけないポイントが、”肉”という現場でも変わらない。

そして、仕事の本質をついている。肉を仕入れることだけでなく、試作品づくりを何度も繰り返し、味を安定させて量産する方法を考えだし、税関の手続きを考えて…(以下略。本書を読んでください)と様々な作業が発生してくることについて語っているところでは、次のような文が出てきます。

仕事の本質とはアイデアや新製品を考えつくことではない。アイデアを製品にするために日々行う地味な作業とそれに関わる関係者の連作、打合せである。(P198より)

事業開発もまったく同じです。が、アイデアがないと事業開発は始まらない。スタートはアイデアで、そのあとは極めて地味なプロセスが続き、それをやり遂げるところからのスタート。そして、多くのケースが(事業開発の成功率は5%前後と言われている)失敗に終わる。

それの積み重ねなんですよね・・・

第8章の「プロと素人」は、ビジネスを遂行していく人間として、噛みしめて読んでもらいたいと思いました。

引用したいところがこれだけたくさんある本に出逢えて、とても嬉しいです!!

気になる方、是非チェックしてみてください。

2014年1月25日 (土)

(Book) 穴 

Photo芥川賞受賞作品、小山田浩子さんの「」を読みました。

内容(「BOOK」データベースより)
仕事を辞め、夫の田舎に移り住んだ夏。見たことのない黒い獣の後を追ううちに、私は得体の知れない穴に落ちる。夫の家族や隣人たちも、何かがおかしい―。ごく平凡な日常の中に、ときおり顔を覗かせる異界。『工場』で話題を集めた著者による待望の第二作品集。芥川賞受賞作のほか「いたちなく」「ゆきの宿」を収録。

主婦にとって、昼寝が一番コストがかからないというくだりに、吹き出しました。確かに、そうですね~~ こういうことをさらっと書いてあるのが、好きです。

人は誰しも見たくないものを見ないようにしているけれど、それはマイナスなことではなくって、それでもいいんじゃない?

と、肯定しているようなストーリーに、最近感じていた罪悪感が消えていきました。

見たくないものを見たらどうなるんだろう?

という興味もわかせる、素朴なんだけれど、興味を起こさせ、それでいて、熱し過ぎない。

ちょうどいいぬるま湯な感じです。

最近の芥川賞は、アクが強い作品が多かったように思うので、こういうほわーんとした作品が新鮮でした。

2013年11月21日 (木)

はなとゆめ

Photo冲方丁さんの最新刊で、「なぜ清少納言は枕草子を書くに至ったか」が題材の「はなとゆめ」。

内容紹介(Amazon.co.jpより)
清少納言は28歳にして帝の后・中宮定子に仕えることになる。内裏の雰囲気に馴染めずにいたが、定子に才能を認められていく。やがて藤原道長と定子一族との政争に巻き込まれ……。美しくも心震わす清少納言の生涯!

バツイチ子持ちの清少納言が、中宮定子に見出され大抜擢され、降りかかる権力闘争と、女性同士の微妙な関係などをくぐりながら、枕草子を綴る。

「あぁ、現代の職場と変わらんっ!」と思う点が多く、勉強になります。

自分の容姿を気にして朝廷勤務を場違いだなぁと思ったりするところなぞ、現代とちっとも変らないと、ますます親近感を抱きながら、読み進みました。

歴史小説でも、キャリアの参考になるなぁと思う点がたくさんあるので、働く女子におススメの1冊です。

2013年11月 6日 (水)

幻獣ムベンベを追え

Photo幼馴染Yが、超面白い!と絶賛していた高野 秀行氏の「幼獣ムベンベを追え」を読みました。

内容(「BOOK」データベースより) 太古の昔からコンゴ奥地の湖に棲息するという謎の怪獣・モケーレ・ムベンベ発見を賭け、赤道直下の密林に挑んだ早稲田大学探検部11人の勇猛果敢、荒唐無稽、前途多難なジャングル・サバイバル78日。子供の心を忘れないあなたに贈る、痛快ノンフィクション。

Facebookでは、先に紹介してしまったのですが、(こちらではまだなので、そのうち書きます)「謎の独立国家ソマリランド」の著者の1作目。

早稲田大学探検部でコンゴに幻に怪獣を探しに行く実話。

ネッシーやイエティなどと同じ、目撃例は数多くあるもののいまだに実在を確認できていない、未確認動物(UMA)の一種で、「モケーレ・ムベンベ」のお話です。

めちゃくちゃで常軌を逸してるとしか思えない話なんですが、何かをやり遂げる時人はここまで知恵と体力を使って追いかける。

そして自分も自分の周りも(読者も)その過程で世界観が変わる。

一見、こんなのアホやろ〜と思うことなんですが(だって幼獣さがしにいくんですよ? コンゴのジャングルまで)私は彼らを尊敬する。

私はコンゴまではいかないだろうけど、何かをするときに、極限までやれる人でありたいと思いました。

一読の価値あり。

ソマリランドのお話も面白すぎて、分厚いのですが、あっという間に読み終えてしまいました。

しばし、高野 秀行氏の作品をブルドーザー読み(かたっぱしからくまなく読むこと)をすることでしょう。 高野さんにファンメールを出そうと思っています!!

「今を変えたい」と思っている人。 よんでみてください!!!

2013年9月 8日 (日)

(Book)ロスト・シンボル

Lost人から、絶対読んだほうがいいとおすすめされたので、ダン・ブラウンの「ロスト・シンボル」を読み直す。

読み直すと書いたのは、数年前によんだことがあるから。が、何の話かは覚えていたけれど、詳細は思い出せなかったので(大体エンターテイメントで読む小説は記憶しない)、読み直したのでした。

英語は1冊だけれど、翻訳は3冊。ということで、迷いなく英語で読みました。荷物が多いので、エンターテイメント用の本を3冊持ち歩くなんてできませんから。

内容(Amazon.co.jpより)
世界最大の秘密結社、フリーメイソン。その最高位である歴史学者のピーター・ソロモンに代理で基調講演を頼まれたラングドンは、ワシントンDCへと向か う。しかし会場であるはずの連邦議会議事堂の“ロタンダ”でラングドンを待ち受けていたのは、ピーターの切断された右手首だった!そこには第一の暗号が。 ピーターからあるものを託されたラングドンは、CIA保安局局長から、国家の安全保障に関わる暗号解読を依頼されるが。

ダン・ブラウンの作品は嫌いではないので(昔とてもはまったことがありますが)、パターンが似ているから、なんとなく先が読めてしまいます。

多分、前によんだから余計にそうなのかもしれません。あ、そうだった、ここはこうなるんだよね、とか思ってしまうので、小説のストーリーを楽しむというよりは、「レビューのためによみました」という感じになってしまって、ちょっと失敗。

やはり、こういうミステリー系の本は、一回読んじゃうとダメなんだなぁ。

ダ・ヴィンチ・コードも面白かったですが、この本でも、シンボルの意味を探して推理して……。というストーリーで、初回だったらもっと楽しめたのではないかと思いました。

英語版もそれほど難しくないので(専門用語だけ、「これってなんだ?」となりますが、日本語でも「これってなんだ?」となるものだと思います)、英語の勉強をしたい方にはお勧めかもしれません。

2013年9月 7日 (土)

(Book)生かされて。

Photo_3ルワンダ難民のイマキュレー・イリバギザのルワンダでの記憶を書いた「生かされて。」を読みました。

彼女の書いた英語では出版が難しかったため、スティーヴ・アーウィンが共著となっております。

内容(Amazon.co.jpより)
1994年、「永遠の春」と呼ばれたルワンダで大量虐殺が起こった。 人口比9割のフツ族が突如ツチ族に襲いかかり、100日間で100万人の人々を殺したのだ。 牧師の家の狭いトイレに7人の女性と身を隠した著者は、迫り来る恐怖と空腹に負けず、 奇跡的に生き延びた。祈りの力によって、希望の光を灯したその後の彼女は、 虐殺者たちをも許す境地に達する……。

自分ひとりの力では、どうにもならないことがある。

そして、その中でどう生きていくのか。それを決めるのも自分なのだと強く訴えかけてくる本。

ルワンダについていろいろと調べている中で出逢った本ですが、ホテル・ルワンダといいこの本といい、虐殺について事細かに描かれているので、途中で気分が悪くなってきましたが、ここで放り出したらいけないと思って、最後まで読みました。

「夜と霧」を思い出させる内容です。

そして、彼女を含め8人をかくまった神父様には、いろいろと言いたいこともあっただろうけれど、いろいろと文句もあるだろうけれど、この状態でかくまうというのがどれだけ大変なことか。もし自分がその立場だったら、匿っただろうか?と思うのです。答えは、その瞬間にならないと出せないと思いますが……。

2013年6月16日 (日)

(Book, Movie) 脱出記~シベリアからインドまで歩いた男たち~

Photoアマゾンのロシア文学で第6位にランクインしていた「脱出記」。

カラマーゾフの兄弟やアンナ・カレーニナよりも高ランクに入っている作品っていったい何なの?

そういう気持ちで読み始めたラゥイッツの「脱出記」。

そして、この本の映画化がされ、DVDが出ています。

こちらも見ました。

ナショナルジオグラフィック監修だそうで、大自然がものすごく美しく、しかし、残忍に映されています。

多くの映画化された作品と同様、小説に完全に準拠している映画ではありませんが、それでも多くの部分を忠実に再現していると思います。

最後の主人公が自分を裏切った妻と逢うシーン。これは、映画を感動的に終わらせるためなのかなと思いました。

本当に人は、たとえ歴史がそういう裏切りを強要したとしても、人を簡単に許せるものなのでしょうか?

そして、ポーランドに戻るまでの何十年間、主人公は、リアルではイギリス人と結婚して子供を持ち、幸せな家庭を築いたようですが、映画だと、そこは飛ばされて、年老いた妻と再会するシーンになっている。間の人生どうしたの?

…と、いろんな疑問を持ってしまいます。

やはり、小説を読んでから映画を見るのが正解のようです。

アマゾンでの高ランクの理由、納得の作品でした。

2013年5月16日 (木)

(Book)経営戦略全史

PhotoBCGの先輩の三谷宏治さんが書いた「経営戦略全史」の出版記念講演会へ行ってきました。

内容(Amazon.co.jpより)
経営戦略100年の発展史を一気読み!
ビジネス革新をめぐる巨人たちの冒険活劇が
知的興奮を誘い、戦略実践のための新たな気づきに導く!!
本書は20世紀初頭から現在まで、約100年の間に登場した 90余りの戦略コンセプトを、その背景とともに紹介する ストーリーで読む経営戦略書です。
多くの日本の会社が採用する、世界的には古典とされる経営戦略論から、 21世紀の経営環境激変の中で生まれた最新の戦略緒論まで、 ビジネス史の流れとともに俯瞰的に学ぶ事ができます。
経営戦略の歴史を学ぶことは、同時に あなたの企業組織が、広大な戦略発展の歴史のどこに位置するかに気づき、 さらに新しい戦略に取り組む道筋を発見することにもつながります。
これまでビジネス・経営を学んできた方の復習のために、 また、これからビジネスに立ち向かう方のよき指南書として、 おすすめしたい経営戦略書の新定番です。

初版限定で無料講演会に行けるチケットが入っていたので、さっそく申込み、本日、5月16日の会に行ってきました。

しっかり、ちゃっかり、三谷さんにはサインを頂きまして、嬉しい~~~♪♪
#ただのミーハーです

1時間半の講演で、この400ページを超える内容をどうまとめるんだろう?と思っていたのですが、最初と最後で、中間はほぼすっ飛ばされ、なんだかすごーく勿体ない感がありました。

時間の制約上、どうしてもそうなってしまわざるを得ないのですが、だったら、三谷流B3Cフレームワークに、それぞれがどうつながっていったのかを、語って欲しかったなぁ~~

と、欲張りな読者は、思ってしまいました。

あと、ちょっとこの本が残念だなぁと思って、アマゾンのレビューでもここでも★の数を満点にしていないのですが、実際にその企業だったり組織で、この本に出てくるプロジェクトに直接関わっている人に、あまりインタビューをせず、書物・論文だけできっと書いたんだろうなぁと、事実とちょっと違う点がいくつかあること。

企画から4か月で書き上げたとどこかで読んだので、仕方がないのだと思いますが、やはり違うことは違う、問題になっていることを称賛するのはどうかなぁ~と思うのです。

そういう点を差し引いても、私の中では、「うぉ~~、俯瞰するとこうなるんだ~~」と、感動の渦に巻き込まれ、「か、い、か、ん~」と薬師丸ひろ子ばりに叫ば差せてくれたビジネス書は、かつてない。

そういう意味では、良書なので、ぜひぜひぜひぜひ、経営学を学ばれている方は手にとって読んでもらいたいです!

他の本を今すぐ脇に置き、まずこれを読んでから、他の本を読んだほうが圧倒的に理解できるし、自分のモノになると思います!!

勉強したことのある人も、全体像を理解し更に勉強したことを自分の中で消化するすごくいい本ですっ!!!

今年読んだビジネス書の中では、5本の指に必ず入るであろう(まだあと半年近くあるけれど)本です。

ちなみに、ビジネス書以外では、先日レビューを書いた「バウルを探して」がトップ5にランクインすると思っています!

(総合評価:★★★★☆ 改訂版出してください!)

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秋山ゆかりについて

コンサートスケジュール

  • 2015年2月7日(土)自主企画コンサート「数学×音楽!?~数学がひも解く音楽のヒミツ~」午後1時半~@JTアートホールアフィニス(虎の門)チケット4000円

講演のお知らせ

  • 2015年1月14日(水)午後5時~8時「理工系女子による理工系女子のためのキャリア戦略講座」@人材研究所セミナールーム
    お申込みは、こちらから
    2015年1月16日(金)午後5時~@明治大学
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