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2011年5月

2011年5月31日 (火)

【映画】1/4の奇跡

Photo会社のとても尊敬している先輩から山元加津子先生の別の本を紹介されて(こちらもレビュー書きます!)、そして思い出した「1/4の奇跡」。入江富美子監督のドキュメンタリーです。この「DVD付ムック」には、山元加津子先生をはじめ、柳澤桂子先生、四方哲也先生、新原豊先生が寄稿されています。

内容紹介(Amazonより)
◆マラリアとの長い闘いの歴史を持つアフリカには、ある一定の割合で、マラリアにかかりにくい「強者の遺伝子」を持つ人がいる。しかし、「強者の遺伝子」を持つ人が生まれるとき、高い確率で、 そのきょうだいに重い障害を持つ人も現れてしまう。
その確率は、4分の1。
4人の子どもが生まれた場合、必ずそのうち1人は、重度の障害を持つという事実。つまり、人間がマラリアとの生存競争に勝つためには、マラリアにかかりにくい「強者の遺伝子」だけでなく、重い障害を引き受ける「弱者の遺伝子」も必要だった――。
生きる価値がある命とは何か。
生物の多様化とは何か。
「強者が生き残り、弱者は淘汰される」そんな定説をくつがえす、意外な実験結果。病気や障害が、私たちにとって必要だということを、各界の第一人者がわかりやすく解説。養護学校教諭と障害児らとの感動実話も満載!

2009年にコロンビアの友人からすごい日本人がいて話題になっているときいて、US出張のときに見た作品です。当時は、いろいろと思うことありすぎて、何もレビューを書きませんでした。

その頃、私の知人が妊娠していたのですが、お腹の子供が病気を抱えており、生まれてから数時間しか生きられないと分かった時期で、お腹の子供をどうするか?と悩んでいたのを近くで見ていたので... 

結局友人は子供を産み、生まれて数時間後、赤ちゃんはこの世を去りました。お葬式で彼女が言っていた言葉を今でも忘れることができません。

「流産もせず、死産もせず、生きて生まれるのであれば、たとえ数時間後に死ぬことになろうとも、それはこの子が決めた人生。そう思ったので、産みました。わずか数時間でもこの世に産まれて空気を吸って、がんばって生きようとする子供を抱けた。私はそれでいいと思うのです。」

私は同じ状況にあれば同じことをいえるだろうか? 逃げちゃうことを考えるのではないか? 

今このドキュメンタリー映画を見て、改めて思います。人間の進化には必要な人であろうと、自分がその子供の親であったらどうするのか? 自分がその1/4の子供であったら...進化のために、人類のために自分が必要なんだと、本気でそう思って、世を恨まず、親を恨まず、まっすぐに生きて行けるのか?

描かれている内容はどれも涙を誘い、そして、こうあれば素晴らしいだろうなぁと思うのですが、自分がそういうレベルには達せないと思ったり...

一部で、「1/4の奇跡論争」が起きているようですが、私はあくまでも個人としてどう捉えるのかに終始しようと思っています。

2011年5月28日 (土)

【お知らせ】CDリリースのお知らせ: Glitter and be CARRIE

Cdposterblog_2最近音沙汰ないねと友達からメールが来るほど、メールの返事も滞り、ブログの更新ができていなかったことに気づきました。

パソコンがクラッシュしてMacの工場に入院していたのと、海外出張でスケジュールが詰まっていたのがメインの理由ですが...

さて、お知らせです。

7月3日にファーストアルバム 「Glitter and be CARRIE」がRyONよりリリースになります!!

昨年より、CD出した〜い!!と言っていたら、なんと、実現です!! 

Music directorの中村百恵さんをはじめ、スタッフの皆様には感謝、感謝、感謝!です。

タイトルは、すぐにお分かりになった方も多いと思いますが、私の十八番、バーンスタインのオペラ「キャンディード」より「着飾ってきらびやかに(Glitter and be Gay)」をもじったものです!ディレクターさんのネーミングですgood

はじめてのレコーディングで学ぶことがとても多かったです。

ピアノと歌を同時録音することで一体感を作りたいと言ったため、ほとんど修正がきかず、継ぎ足しができない作りになっていて、きちんと通して歌えるまで何度も歌うことになり、結局半日以上歌いっ放しの過酷さに、「もう歌えない〜」と、最後に「着飾ってきらびやかに」を歌った後、ソファに倒れ込みました。多くのプロの方は、声とピアノやオケは別撮りすることを学びました(そーなんですねっ、知らなかった〜〜)

そうはいっても、サウンド・エンジニアの藤井先生のマジックにかかり、想像していた「音」に近い形で録音していただけて、音の撮り方1つでこんなにも変わるのだと、プロのエンジニアの腕に驚きました。

録音が終わったら、CDのデザインやフライヤーのデザインをディレクターの中村さんと一緒に考え、デザイナーの杉原さんに相談して、無理を言いながらも形にしてもらって、プレスに出して...

形になったときの喜びは言葉にできないほどです。1枚目が無事出ることになって、感激です。

「喜んでいる場合ではなく、売るのが大変なのだ!」と言われておりますが、今はできあがったことの感動を噛み締めさせて〜〜

もちろん、レーベルが赤字にならぬよう売って行かねばならないので、友人・知人の皆様!ご協力よろしくお願い致します!

オンライン販売になりましたら、また、ご案内致しますが、まずは、CDリリースのお知らせです!

ご予約ご希望の方は、メールくださいませ!

2011年5月 9日 (月)

【本】山田耕筰「生まれ月の神秘」

Photo_4海外にいるとなかなか日本歌曲を練習する機会がなく(先生が見つからないので)今までほとんど歌ったことがないのですが、4月21日のチャリティコンサートではじめて日本歌曲を歌ったところ、とても評判が良かったので、日本歌曲をゼロから練習しようと、山田耕筰漬けになっています。

山田耕筰の自伝や様々書物を読んだり、そこから滝廉太郎、平井 康三郎、團 伊玖磨、中田喜直...と、日本歌曲史のあちこち飛んで行って迷宮に入ってしまっているのですが、山田耕筰が「生まれ月の神秘」という日本ではじめての星占い本を出したことを知り、音楽には関係ないのに思わず本をゲットしてしまいました。

内容(「BOOK」データベースより)
童謡「赤とんぼ」の作曲者山田耕筰は大正14年、日本で最初の星占いの本を出版した。人間を見つめた深いまなざし、大正ロマン薫る傑作を復刻。


これは星座ではなく、月別に書かれているのですが、今の星占いの内容とあまり大きく変わらない内容で、驚きました。ご本人は原本があると書かれているのですが、解説の鏡リュウジさんは原本は見当たらないと書かれており、多分ご本人がまとめられた内容なのでしょう。

当るも八卦、当らぬも八卦と、古い諺はもうします。真理の中にも迷信があり、迷信の中にも真理は潜んでいます。果して迷信か果して真理か保証の限りではありませんが、ともかく私一人にあてはめて、恐ろしいほど的中する不思議さに、この「生れ月の神秘」を筐底から取り出して、世間にその価値を問うことにしました。

こう書いている山田耕筰さんの書かれている内容を読みながら、その価値は、今も続いているので、日本に持込まれた功績は大きなぁ〜〜、「さくらさくら」や「あかとんぼ」も歌い継がれているんだけど〜〜、と、語りかけてしまいました。

今でこそ当たり前のように雑誌やウェブに星占いが載っていますが、原点はここだったんだ!と新しい発見があります。そしてこれを書いたのが、著名な音楽家である山田耕筰さんだということにも驚きでした!!

2011年5月 8日 (日)

【本】鋼鉄の叫び

Photo_33.11からしらばく本を読んでも、映画を見ても集中できない時期がありました。それでも、普段通りに過ごすことが何よりも大切と精神科医の友人から言われ、普段通りにできない出来事もいろいろとありましたが、なるべく普段通り、仕事をして、映画を見て、本を読んで、歌を歌って、ということをしてきたつもりです。まだまだ元のスピードに戻るまでには時間がかかると思うのですが... ここ2ヶ月で読んだ中で一番良かった本「鋼鉄の叫び」のレビューです。

意外ですが、リングやらせんを書いた鈴木 光司氏の作品です。

内容(「BOOK」データベースより)
50年の時を隔てた戦時下と現代の日本で、時代と集団の空気に逆らい、それぞれ立ち上がった二人の男たちは、どう生き延びるのか?家庭、軍隊、職場にあって、死、幸福、不安のあいだで大いに揺れる人間を描く長編大作。

「集団と個の力学」を描いた作品です。原発問題以降読んだからでしょうか。原発で働く人たちの中でも、「集団と個の力学」で悩む人たちがいることも知ったから、余計にいろいろと考えてしまったのか。この本を読んだ後、しばらくは何も読めなくなるほど、衝撃を受けました。

2つのストーリーが織物のように縦糸と横糸になり、絡み合いながら「集団から離脱した人は何をよりどころに生きるか」を問います。テレビ局のディレクター雪島忠信が特攻隊に関する企画の中で、太平洋戦争末期の特攻隊員で自らの意志で生還してしまった人間、峰岸泰三中尉を追う形で進みます。

「集団から離脱した人は何をよりどころに生きるか」について、不倫関係にあった雪島の「愛」という答えはちょっとなんだかなぁと思うのですが、峰岸中尉の「未来を作る」ためというのは納得できた。終わってしまった過去は変えられず、未来を作るための教育に身を捧げる。いろいろな偶然が重なり、戦線離脱した中尉だが、そういう生き方に本人が納得し(後付け論でも)、そして新しく所属できた場所があったからこそ出せた答えなんではないかとも思いながらも、村八覚悟で生きることを選択しそれを貫くにあたり、ここに書かれていること以上に辛いことも悩むこともあったと思うのです。(フィクションですが、こういうことも現実にはあると思います)

3.11以降、どういう選択が正しいのか、自分のおかれている立場や状況で変わると痛感しながらも、結局正しい答えなんて無いのだと思うことも多々あるのですが、自ら考えその結果行動を起こしたいと、そして自分の生き方に後悔しないようにしたいと強く思いました。

500ページを超える大作ですが、2011に読んでおきたい1冊だと思います。

2011年5月 7日 (土)

【イベント】「グローバルキャリア」のディナー

石倉洋子先生の最新刊「グローバルキャリア」のPart 4に登場した方々(7名中私を入れて6人)と出版社の方の2名が石倉先生のお家に集まったパーティーに行ってきました。

将棋をはじめ、もしドラなどの本、サッカーリーグ、劇団四季のマネジメント、クラシック、育児、保育園、など、様々なトピックが話題になり、出席者の方々の「引き出しの数」に驚きました。コンサル時代から「引き出しの数を増やせ」と言われ続けておりましたが、まだまだだなぁ。。。

石倉先生が作ったお料理がものすごく美味しく、沢山食べてしまいました。そして、終了後、すぐに先生にメールでレシピをお尋ねしてしまいました! すごく美味しかったのは、アボガドのアペタイザー。絶妙な味のソースがかかっており、とっても手がこんでいます。 そして、ローストビーフ。普段はローストチキンにするそうなのですが、岩手産のチキンが手に入らないということで、今回は急遽ローストビーフにしたそう。外はかりかり、中はじゅわぁ〜っというローストビーフ!! 沢山いただいてしまいました!!

他にもサラダ、ツナのカナッペ、チーズ、シーフードパスタ、デザート。。。とすごくいっぱいのお料理でしたが、途中で席を立つこともほとんどなく、パーティーの切り盛りの仕方がとても勉強になりました。

楽しいパーティーをありがとうございました!

石倉先生の最新刊「グローバルキャリア」については、こちらをご覧ください

2011年5月 5日 (木)

【ドラマ】三国志 第七部 危急存亡 第84話〜第95話

Photo_2曹丕が病で死去し、曹叡が即位し、司馬懿は糾弾され、地位を剥奪され、またカムバックし、孔明と司馬懿が知略を駆使した宿命の対決する三国志最後の山場。戦いの中で大病を患った孔明が五丈原で亡くなり、長きに渡った三国時代に司馬一族が終止符を打つまでが描かれています。ただし、孔明が亡くなった後は、司馬懿が亡くなるところまではそれなりに描かれているものの、ざーっとナレーションなどで流され、司馬一族が三国時代に終止符を打ち晋を建国というところまで行きます。孔明と司馬懿の戦いをはじめ、孔明が亡くなるところまではちゃんと描かれているので、見応えはあるものの、最初の頃の作り込みを考えると、孔明亡き後はドラマ化する大きなエピソードがないのか、予算がつきたのか、長くなり過ぎたので無理矢理終わらせたのか。。。ここまでお金かけて作ったのだったら、最後までがんばって〜〜と、ちょっと思ってしまいました。

三国志演義でも有名な”死せる孔明、生ける仲達を走らす”がここでも描かれています。死んだはずの孔明の姿を見て逃げ出す司馬懿は(実は木像)ちょっと滑稽です。

左遷されようが、糾弾されようが、時期を見て、腐らず(若干腐ってはいますが、他に行く当てももないので)情報収集と戦略立案を怠らず、表舞台に舞い戻ってくる司馬懿はすごい。最後は皇帝の母に直訴し、自分を正しいと認めさせ、魏を乗っ取ってしまうのですから、それはそれは凄いです。そこまでに有り得ないような思いをさせられているのにも関わらず。ばっさり辞めて他のところに行くにはポジションがあがりすぎているときに使う戦法ですが、これにはすごい忍耐が必要。これぞ企業人に必要な能力の1つ。見習わねばと思いました。

他にもいろいろと思うところあるのですが。。。司馬懿の最後で終わるからかもしれませんが、この部分が強烈に心に残りました。

95話続いた三国志、足掛け半年もかかってしまいましたが、終了です。学び多いドラマでした。

過去の三国志ねたです

三国志 第六部 天下三分 (第74話〜第83話)
三国志 第五部 奸雄終命 (第58話〜73話)
三国志 第四部 荊州争奪 (第43話〜57話)
三国志 第三部 赤壁大戦(第33話〜42話)
三国志 第二部 中原逐鹿(第19話〜第32話)
三国志 第一部 群雄割拠(第1話〜第18話)

2011年5月 2日 (月)

【ドラマ】三国志 第六部 天下三分 第74話〜第83話

Photoなかなか進まず、やっと第6部「天下三分」を見終わる。

魏、呉、蜀の三国が建国されるところから、劉備の死までを描いた「天下三分」。

司馬懿は献帝に禅譲を迫り、泣く泣く去る。献帝は船を沈没させ、自死し、一時代は終わる。曹操に庇護してもらうことでしか皇帝でありえなかった寂しい皇帝の最後は、とても切ないものがある。生き残る方法もあっただろうに、そこまで時代の流れを読む才覚がなかったのが、不幸な人生になったのであろうし、頭が良過ぎても殺されていただろうから、その微妙な立場と役柄を演じ続けられる人材でなければ、このような最後を迎えるしかなかったのだろうと思う。

これに怒った劉備は蜀の初代皇帝につく。また、関羽や張飛を失った劉備は呉を恨み、孔明が止めたにも関わらず討伐へ出てしまう。最初はうまく勝っていたものの、陸遜に火攻めにあい、ぼろ負け。劉備は白帝城に逃げ込むものの、孔明に息子劉禅を託し息を引き取る。

劉備は死す前に自分の奢りから大敗してしまったことを悔やむ。また、兵法に通じていなかったことが、全軍を山林に移してしまったところからも伺い知れるが、劉備は精通していなかったとしても、なぜ誰もそれを止めなかったのであろう? 呉は人材難に苦しむが、魏も蜀もそこまで人材難でなかったはず。そこは皇帝になった劉備に気後れしたのか? なぞ、いろいろと考えてしまう。

諸葛亮に息子を託しながらも、息子にその能力がなければ諸葛亮に皇帝につくように言うところはさすが劉備である。自分の息子を育てきれなかったのは、自分がよく分かっているのであろう。

第5部では曹操の後を継いだ曹丕に不安いっぱいであったが、用心深い性格が幸いしたのか、パパほど偉大ではなかったにせよ、2代目の中ではまあまあマトモに成長したのだなぁと思う。そう考えると、2代目、3代目教育は、親や周囲の努力もあるが、本人の判断力(正しいポジショニング)が大きくモノを言うのだと、それを身につけさせることもとても大事なのだと思う。

劉禅の声がアムロの声なので、とてもひ弱な感じがたまらない。いいキャスティングである。

過去の三国志ねたです
三国志 第五部 奸雄終命 (第58話〜73話)
三国志 第四部 荊州争奪 (第43話〜57話)
三国志 第三部 赤壁大戦(第33話〜42話)
三国志 第二部 中原逐鹿(第19話〜第32話)
三国志 第一部 群雄割拠(第1話〜第18話)

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