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2011年2月

2011年2月26日 (土)

【本】「読む」技術 速読・精読・味読の力をつける

Photo石黒圭氏の「「読む」技術 速読・精読・味読の力をつける」を読みました。

内容紹介(帯より)
「読む」のは「書く」より簡単、ではありません! 化石化した自分の読み方の癖に揺さぶりをかけ、新たな読みの引き出しを増やし、創造的な活動に結びつけるための8つの戦略を解説。

内容(「BOOK」データベースより)
書いたものに現れる個性は「文体」と呼ばれ、よく知られていますが、読むときにも「読体」というそれぞれの人の個性があります。「文体」と違って目に見える形にならないので気づかれにくいのですが、それぞれの人の性格や背景におうじた読みの偏りは確実に存在します。「読む」技術を向上させるには、無意識のうちに身についた自分自身の読み方の癖の姿を知らなければなりません。本書は、自分なりの読み方、「読体」を対象化し改善する目的を持っています。

私は年間大量の本を読みますが、フォトリーディングはしておらず、ひたすら頭からどんどん読んで行くタイプ。小さい頃から大量に読んでいるので、ただ単に読むスピードがアップしているだけで、何か技を使っているわけではありません。小説を読みながら人間関係が分からなくなれば、人間関係図を書きながら読んだり、自分なりに、工夫はしようとしているのですが、「戦略的に読む」ということはあまり考えてきませんでした。

最近老眼が始まり、昨年よりも読むスピードが落ちてきていることに悩んでいたときに出逢ったのがこの「読む技術」。

久しぶりに、ものすごく勉強になる新書で、感激しました。読むことを、理論的にまとめると、こういうことなのだ!と、めうろこです。

速読術の本では、「画像取得活動」と「文字認識活動」に焦点を当て、そこをトレーニングすることが多いようです。しかし、本書では「意味変換活動」と「内容構成活動」に焦点を当てていきたいと考えています。

このように最初に定義づけられており、ここから、「そうなの!世の中の速読書に違和感を感じているのはここの部分だったの!」と、思わず、お風呂の中で、本と会話を始めてしまいました。

どのページも参考になる内容ばかりですが、ところどころで、それらをまとめてくださっている、とても親切な本の作りで、理解度が増します。読む観点だけでなく、「書く」人にとっても参考となる本であることは間違いなし。

p.48の読解ストラテジーを読んで、自分がかなりの分量の書籍を読みさばけてる理由が見えてきました。

スキャニング、スキミング、味読、熟読、記憶の5つの読み方があり、場面、場面で使い分けている、その例まであげられています。TPOにあわせた読解。無意識にやっていましたが、これを意識的にするだけで、読む力もスピードもあがりそうです。

さらにこの5つの読み方の中で、「速読」「味読」「精読」を深堀し、それぞれのストラテジーを詳細に述べています。P.53にまとめている図があるのですが、これをコピーして、手帳に貼って、読書の質をあげようと決めました。

本を読んだ結果...私がすごく早いスピードで読めるのは、「速読」の中の「話題ストラテジー」というものを使い、知識で理解を加速させる力が一番大きく影響しているのだと思いました。次はたぶん取捨選択ストラテジーの要点を的確に見抜く力です。だから、速読ができるのであって、小説なんかをこの調子で読んでいると、面白く亡くなってしまうこともあるので、もう少し「味読」力をつけないといけない... などと、自分の読み方分析もできます。

読書に悩んだ時、地図となる1冊だと思いました。

2011年2月25日 (金)

【音楽】うぬぼれ鏡

Unubore昨年よく一緒に出演させていただいた奥寺さんからおススメされて歌い始めた「うぬぼれ鏡」。小黒恵子詞、平井康三郎曲のこの曲は、奥寺さんから伺うまで知りませんでした。

実は日本語苦手意識がネックとなり、あまり日本歌曲をやっていないのです。奥寺さんからは、ゆかりちゃんに似合うから、絶対「うふっ」があうから、やりなさいとおっしゃってくださったので、がんばってま〜す。

さて、日本語の解釈が面白い曲です。年齢設定は、何歳にすればよいか? 私は60−70歳くらいだと思っているのですが、人に聞くと私たちと同じ年代じゃないの?と帰ってくるし、 YouTubeを見ていると、20代設定で歌ってる人もいるし、悩むなぁ...

悩んだ時は、音楽オタクのゆり子先生に相談。すると、ものすごく年が上っていう設定だよ〜と、あっさり教えてくださいました。やはり、持つべきものは、なんでも知っている先生ですね...

年上として設定して歌うと、ぷって吹き出しちゃうところが何カ所かあります。

例えば、「気づかなかった ほくろでさえ」とあるけれど、それはほくろじゃないくて、シミ? シミと思いたくないのね、はい、はい、ほくろですね。
と、突っ込みを入れたくなってしまうのです。

そうだ、お客様に突っ込み入れられるような歌い方をすれば良いのねぇ〜〜

素敵な曲ですが、面白さもあり、ジェラシーあり...物語を作る曲ですね♩

今年のコンサートのどこかに入れるつもりですので、お楽しみに〜〜〜

2011年2月14日 (月)

【食】神奈川県 海老名のイチゴ

Photo_2私のイチゴ好きは有名のようで、よくイチゴをプレゼントにいただきます。先週に続き、この週末にもプレゼントに海老名ブランドいちご1箱をいただきました happy01

神奈川県一のイチゴの生産量を誇る海老名市らしいですが、県内で消費されることが多いらしく、あまり都内では出回っていないと思います。少なくともフルーツ売り場を頻繁にチェックしている私ですが見た事がありません。

ほかのイチゴよりも、水分が多いのが特徴だと勝手に思っています。ゆえに、遠方への出荷には向かないらしい by イチゴ農家の方から聞いた話。

天敵栽培という栽培方法らしく、農薬量はとても少ないのも、海老名のイチゴの自慢らしいです。

1箱もらっても、あっという間に消費してしまいました。うーん、美味しいっ!! とってもジューシー!!

あちこちで、手土産記事などを書いているのですが、本当においしいものNO1は絶対に人に教えない、のは、業界の鉄則。

私も絶対に人に教えないお店がこの海老名のイチゴを使ったお店。神奈川県の某老舗和菓子屋さんのいちご大福は、日本でも一番おいしいと思っています。

このイチゴ大福に出会う前は、奈良の某老舗和菓子屋さんのイチゴ大福が一番おいしいと思っていて、イチゴシーズンには毎週取り寄せて食べていたのですが、ある御菓子好き友人からこちらのイチゴ大福を頂いて以来、ハマりました。イチゴの季節しか出ないのですが、シーズン中はほぼ毎週、少なくとも月2回は食べるほど。

普段は粒餡好きの私ですが、このイチゴ大福は白のこしあん。とっても上品な味で、しかも、海老名のとってもジューシーなイチゴの果汁と酸味が、白のこしあんに絡み合って、なんともいえない絶妙な味のハーモニー。

…というわけで、海老名のイチゴを食べたことのない方。見かけたら、ぜひぜひ一度食べてみてください。1パック400円を切っていればお買い得だと思います。

2011年2月13日 (日)

【舞台】オペラ 夕鶴

Photo新国立劇場でオペラ「夕鶴」を観てきました。新国立での上演は10年ぶり、2回目。ただ、夕鶴自体は、上演回数が800回を超える作品だそう。すごい上演回数です。

私はずいぶん昔に小学生の時に見た後は、海外でドイツ語で上演されているものを見て以来で、本当に久しぶりにこの作品を見ました。

【指 揮】高関 健
【演 出】栗山民也
【美 術】堀尾幸男
【衣 裳】植田いつ子
【照 明】勝柴次朗
【管弦楽】東京交響楽団

キャスト
【つう】釜洞祐子
【与ひょう】経種廉彦
【運ず】工藤 博
【惣ど】峰 茂樹

演出家の栗山民也氏が以下のように語っていた作品です。

民話の世界から、普遍的な人間ドラマを描きだして…限りなく美しく、透明な舞台美術にしたい。

本当に透明な美しい舞台で、雪がしんしんと積もっていく中で、欲に目のくらんだ夫婦の破綻の物語が淡々と進んでいきます。

そのまま普通の幸せな夫婦として暮らしていくこともできただろうに、夫が欲に目がくらんだ結果、妻は織物が完成した後、鶴に戻り、去っていってしまうという、鶴の恩返しがベースのストーリー。

しんしんと雪が積もる中、心のそこまで冷えていく、能舞台にも通じるシンプルな舞台。そこで起こる出来事。つうのやるせなさと、自分の身を切ってまでも夫の願いをかなえたいと機を織る様、そして、愛する人との別れ。

本当に美しい、哀しい舞台でした。

前回ドイツ語で観ているからかもしれませんが、日本語の美しさも際立っており、さらに涙を誘いました。

つうや与ひょうもよかったのですが、今回は悪役たち(運ずや惣ど)もすばらしかったです。この後、与ひょうを食い物にするんだろうなぁ~と思わせる終り方。終わったあとも想像力を掻き立てるのはすばらしいです。

前回もかきましたが、今シーズンの新国立はバレエもオペラもいいものばかりです。

2011年2月 4日 (金)

【イベント】「サロン・デュ・ ショコラ 2011」

Photo_4今年のバレンタインは、日本初上陸のチョコレートが話題になっていますが、伊勢丹で行われている「サロン・デュ・ ショコラ 2011」に、幼なじみで食通の加藤ゆきちゃんが行ってきて、「Japon」秋冬ボックスをプレゼントしてくれました!!
#私は並ぶのは面倒〜と、行きさえしなかった(笑)

いつもゆきちゃんがいろいろと教えてくれて、美味しいものはお裾分けしてくれるので、自分ではあまりリサーチをしない私。それにも関わらず、話題のものはおさえられているのは、ゆきちゃんのおかげです。1年生のときに同じクラスになってよかった〜〜

Japonボックスは2種類でていたらしいのですが、ゆきちゃんおススメはこちらの秋冬ボックス。私は話題の「ユーゴ&ヴィクトール」が入ってるからかな?と思ったら、もちろんそれもあるけれど、彼女のおススメはなんと「アールグレーとミントティーのダブルティーチョコ」だったのです。相変わらずニッチなところを攻めて来るその意外性が面白過ぎます。

ユーゴ&ヴィクトールは食べたかったので、ここに2粒も入っていて、わ〜い!と、気分盛り上がり。しかし、やはり、ゆきちゃんおすすめのダブルティーチョコは美味しかった!!

ホントに楽しめるボックスでした♩

バレンタインの前に食べ尽くしちゃいました(笑)

さて、私は今年は何をプレゼント用に買うかなぁ〜〜。これから考えないといけません。 

2011年2月 3日 (木)

【美術】濱岡朝子洋画展@日本橋三越本店

Jpg幼なじみの画家、濱岡朝子さんの個展に行ってきました。

彼女の個展に出かけるのは前回の大丸東京店での個展以来、約2年ぶり。
新作の中で一番いいなぁって勝手に私が思った絵の前で一緒に写真を撮りました!

前回のときよりも、さらに優しい色使いになっていたのが印象的。

海の見える街に移り住んで、毎日の過ごし方が変わったことや、家族が増えたことが、とても暖かい絵の源となっているのではないかという話になりました。

忙しい合間に沢山の絵を描いているので、時間の使い方が変わってきたそうです。短時間に心のなかにあるものをわぁ〜っと出しているのが、結果的にずるずるとやっていたときよりもいいのかもしれないという言葉に、どきっとさせられました。

最近私はずるずる系... 効率よくやりすぎた結果、ロボットみたいになってきているなぁと思って、少し手を緩めたら、どんどん時間の使い方が下手になって...悪循環を断ち切れていないのは、分かっていたのだけれど、言葉にされると、はっとします。

ゼロから産み出すお仕事なので、源が枯れてしまわないというのが本当にすごいです。そして、変わらないものの中に変化し続ける、成長しつづけるモノを持ち続ける彼女は、とっても素敵です!

2011年2月 2日 (水)

【本】宮沢賢治「ポラーノの広場」

Photo宮沢賢治といえば、「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」が有名ですが、この「ポラーノの広場」はあまり知られていません。今回読んでいるのは、小林敏也さんの素晴らしい「絵」がついているものです。新潮文庫から出ているものも持っているのですが、こちらは「小林敏也さんの絵」に惚れてゲットしてしまいました。

内容(「MARC」データベースより)
賢治の童話の中でも長篇に入る「ポラーノの広場」。その物語を小学校3年の時に読み、夏休みの宿題で62枚の紙芝居にクレパスで描いた。その時と画が、童話とともに今、カラーでよみがえる。

残念ながらあまり知られていない作品なのですが、実は、宮沢賢治ご本人が自作題名列挙メモの中に以下のように書いている作品なのです。

少年小説
 ポラーノの広場
 風野又三郎
 銀河ステーション
 グスコーブドリの伝記

少年小説がどういうものなのか、今となっては分かりませんが、代表作の1つとして「ポラーノの広場」を捉えていたのでしょう。でも、あまり著名ではない。それはとても残念なことです。個人的には、ここ最近、宮沢賢治の作品ではこれが一番好き。Photo_3

理由は、幸せはすぐ側にある、というメッセージがあちこちにちりばめられているから。10-20代の頃に読んだときには、「自分の理想の広場を実現する物語」と捉えていたのだけれど、それは目的を持って生きる心の支えになっていたのだけれど、最近は「理想の広場は遥か彼方ではなく、自分のすぐ側にあった」と読むようになっています。

ちょっとメルヘンちっくな優しい文体は、こんな時代だからこそ、心に優しく入り込んでくるのかもしれないなぁ、若い頃には分からなかった(まだ若いと思いたいけど、もう若い部類には入らないと分かっているから)作品の根底に流れる温かさに惹かれるんだと思いました。

しかも、このポラーノの広場は、「ポランの広場」と呼ばれる「曲」がついているのです。もともと文中でも歌が流れているのですが、小説にはきちんと楽譜がついていて、それを演奏できるように青島さんが編曲されています。いつか演奏会で歌ってみたいなぁ〜と思いながら、楽譜をめくる日々です。

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