« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月

2010年9月27日 (月)

【本】COBO 野生酵母と出会う

Photoウエダ家著の「COBO 野生酵母と出会う」にすっかりはまっています。

内容(「BOOK」データベースより)
ウエダ家コンセプトブック。いつも家の冷蔵庫にCOBOがあれば、どんなに救われるでしょう。COBO生活を楽しむための本。

ウエダ家からは何冊か酵母(COBO)本が出ていますが、個人的には、この本が一番良かったように思っています。今年の夏はとっても暑かったので、何度か酵母が全滅し、カビが生えたりしたのですが、この本には素材にあわせたウエダ家での酵母のコントロールの仕方が書いてあったので、これを参考に、失敗しない酵母作りができるようになっています。

Photo_5どのくらいはまっているのか?というと、我が家では常に2−3瓶の野生酵母が育っております。1本使い切ってしまうと、次を作り始めるという感じです。もう少し冷蔵庫が大きければ、4−5瓶作れるのかもしれませんが、ヨーグルトやピクルスを始め、いろいろと手作りしているので、これ以上、酵母のためにスペースをあけるわけにはいかない...と、ちょっと悩ましい状況ではあるのですが。はまると次々作りたくなっちゃうのが私の悪いところです。

今回は、梨(常温で観察中)と昆布(冷蔵で観察中)。ぶどうもあったのですが、昨夜が最後で食べちゃいました。酵母酢まで持って行きたいなぁと思ってはいるのですが、いつも食べてしまう方が早くて(笑)

酵母を使い始めて変わった事。朝起き抜けに酵母ドリンクをロンドンのアンティーク市でゲットしたクリスタルのリキュールグラスで飲むのですが、体の隅まで「細胞が生き返る〜〜」という気分になり、もちろん腸の調子も良いので、とってもすっきりします。プラセボ効果かもしれませんが(笑)、思い込みだけかもしれませんが(笑)、酵母菌は腸にはすごくいいらしいのでその効果なのではないかと思っています! お肌もキレイになってきた気がするので、しばらく、はまりそうです。なによりも、作り方が超簡単なので、続けられる気がするんですね〜〜


2010年9月24日 (金)

【美術】山本容子の劇場 鏡の国 Shaking,Waking そして“目覚めてみる夢”展

Yamamotoyokoリニューアルオープンしたばかりの銀座三越で開催中の「山本容子の劇場 鏡の国 Shaking,Waking そして“目覚めてみる夢”展」を見てきました。

展示会を「劇場」と見立てるあたりが、とても山本容子さんぽいです。

「鏡の国のアリス」にインスパイアされて作ったという数々の作品の中でも目をひいたのは、チェス盤の上に立体物を置き、その奥にはもちろん鏡が! これが山本容子さんの想像の世界なのね!と思うものでした。そして、巨大な油絵! 

今年はアリスイヤーのようですが(ジョニーデップがアリスをやったからかな?)、とっても楽しい展示会でした。27日までだそうですので、まだご覧になっていらっしゃらない方は、銀座三越へ!

気分はとってもアリスなので、今日はAlec Wilderの"Alice in Wonderland"をフルで歌ってしまいました(笑)どこかでアリスコンサートしたいなぁ〜〜と思ってしまう程、アリス気分にさせてくれます。

ところで、赤のクイーンのオリジナルストラップ貰っちゃいました!


2010年9月22日 (水)

【コンサート】すみだトリフォニーでのsound scape終了!

1Photoすみだトリフォニーでのsound scapeが無事終了しました! 今回はとっても素敵な共演者の方々で、舞台裏を観客の皆様にお見せできないのが残念な程、とっても楽しい楽屋でした。そのおかげか、私は今までで一番よく歌えた気がします。ほどよい緊張はあったのですが、ものすごく緊張したわけでもなく、そして、ぎっくり腰をしたにも関わらず(ドレスの下はコルセットが必要だったけど!)、すごくいい声で歌えて、本当に良かったです。今までは、本番の後はダメだしでうわぁ〜っと落ち込んだりしたのですが、今回は、幼なじみのゆきちゃんと一緒に帰りながら、「いやあ〜、よく歌えた!」と二人で喜びました。この調子で、10月10日のソロコンサートが歌えるといいのですが...

さて、仲良しの柏惠子さんも駆けつけてくれて、ホワイエで写真を撮ってくださいました! 普通に撮るんじゃなくって、上向いてーとか、ポーズの注文がありました(笑) 髪につけていたお花を撮りたかったそうです!

本当は別のドレスを着る予定だったのですが、ぎっくり腰で、パニエをつけることができず、急遽、このドレスに変更。ノリーナは緑をよく着るからいいかなっと思ったのですが、ジュリエットを歌うには派手すぎ?と心配したのですが、お客様からもドレスが素敵だったと言われて、このドレスにして良かった〜〜 

多くのお客様に聞いていただけて本当に感謝です。そして、楽しい共演者の皆様、ありがとうございました!


2010年9月21日 (火)

【コンサートのご案内】9月21日sound scape

100921soundscape_2いよいよ本日コンサートです!!

コンサート出演のご案内です。


9月21日(火)すみだトリフォニー小ホールで行われる「sound scape 音の風景」に出演致します。

コンサートの詳細情報
日時: 2010年9月21日(火) 19:00開演 18:30開場
すみだトリフォニーホール小ホール
住所:〒130-0013 墨田区錦糸1-2-3
TEL: 03-5608-5400(代)
最寄駅
JR総武線「錦糸町駅」北口より、徒歩3分
東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」3番出口より、徒歩5分
都営バス「錦糸町駅」下車 徒歩3分
地図はこちらです

入場料:2500円

チケット取り扱い: JILAチケットセンター Tel&Fax:03-3356-4178

演目(秋山が歌うもののみ記載させていただいております)は以下の通りです。今回はベルカントをテーマに、ベルカント3大作曲家、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティの曲を歌います。お楽しみに♩

ロッシーニ:音楽の夜会より 1.約束
ドニゼッティ:オペラ「ドン・パスクワーレ」より“騎士はあの眼差しを”
ベッリーニ:オペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」より“ああ、幾度か”

皆様のお越しをお待ちしております!! 

尚、チケットは私から購入も可能です。その場合は、プロフィールのページにあるメールアドレスに、お名前と住所をご連絡ください。郵送致します。

追記:コンサートまでこの記事がトップになるように定期的に動かして行きます。


2010年9月20日 (月)

【本】NASAのチームビルディング

Nasa先日レビューを書きますと言ったもう1冊がこの本「NASAのチームビルディング〜組織パフォーマンスに革命を起こす「4-Dシステム」〜」です。

内容(「BOOK」データベースより)
スペース・シャトルの打ち上げ、国際宇宙ステーションの運用、アポロ17号以来となる月面探査計画―国家的プロジェクト・チームのパフォーマンスを劇的に向上させた「4‐Dシステム」とは?世界最先端の技術力を持つNASAの組織マネジメントが今、明らかに―。

以前からNASAに勤めていた知人から4-Dシステムについては聞いていたので、本を見つけたときに、早速購入。

多くのチームビルディングに関する書物を読んだり講義を受けてきましたが、今までなんとなく、技術集団にはこれは当てはまらないなぁ、など、思うところあったのですが、この4-Dシステムは、NASAで使われているとだけあって、技術者集団にも効果が出るだろうと思ったところが、他のチームビルディング論と大きく異なる点です。

この本は4-DシステムのPRのために書かれている部分が多いため、気をつけて読まないと「なんだ売り込みか」と思ってしまうのですが、実に深い中身が書いてあるので、「はい、はい、ここはPRね。じゃあ、数ページは軽く読み流そう」としながら読んで行くと、とっても身になりますので、読んでみようと思われた方は、その点を十分意識しながら、読むべきところと、そうでないところを見きわめてください。

いろいろと引用したいところはあるのですが、一番なるほどなぁと思ったのは、第16章の「望みどおりの未来を作り出す」という章でしょうか。中でも「問題解決vsクリエイティビティ」のセクションは、コンサルタントだけでなく、多くのビジネスパーソンに読んでいただきたいセクションです。書かれている内容は至極真っ当なことなのですが、仕事の場面では多かれ少なかれ誰もが直面することがあるトピックスです。私は元々エンジニアだったこともあり、「問題解決 & クリエイティビティ」と、vsではなく&で考えることが多いのですが、「なるほど、そういうふうに考えるのか」と、自分の過去の出来事を考えながら、今回この16章で出てきたことを考え直してみると、納得できることが多くありました。情報の機密性から、詳細な内容は書けないのですが、この本を読みながら、過去を振り返り、学びがもっとも多かったセクションです。


2010年9月17日 (金)

【ドラマ】ドールハウス Season1

Photoとっても忙しかった8月に手を出してしまい、レビューをアップするのが遅れていた「ドールハウス Season 1」。

内容(Amazon.co.jpより)
「ドールハウス」は、クライアントが要求するどんな人格でも提供することができる、世間にはその存在を知られていない闇の企業。エコー(エリザ・ドゥシュク)は「アクティブ」と呼ばれるスタッフの1人で、クライアントの要望に応え、毎回すべての記憶を消し去られ、違う人格を刷り込まれる。 ある時は週末を過ごすためだけの完璧な恋人。またある時は誘拐された少女を救うための交渉人、そして金庫破りのプロ、と次々にミッションをこなしていくが、時折、記憶がよみがえり、それは、やがて大きな陰謀を暴くカギとなっていく。


面白過ぎて、週末にシーズン1制覇してしまうくらい、はまりました。

面白いと思ったのは、その設定。ロボットではなく、人間に人格を刷り込むというコンセプト。知識だけなく、技術まで刷り込めるって、それはおかしいだろう!?と思うのではありますが、そのコンセプトの面白さで許そう。

しかも、アクションシーンがかなりいい。

毎回、エリザ扮するエコーが演じ分けて行くその演技力もすごい。

これは、シーズン2も見なければ...と思う程、はまりました。たぶん、シーズン2あたりで飽きてくるのではないかと危惧されますが。(ワンパターンだから、そのうち、ストーリーが予測できるため)

最近ドラマ面白くないよぉ〜と思う方には、「ドールハウス」をおススメします。


2010年9月16日 (木)

【本】原爆は日本人には使っていいな

Photo岡井敏氏の「原爆は日本人には使っていいな」を読みました。

内容(「BOOK」データベースより)
広島・長崎への原爆は軍事ではなく犯罪だが、日本では核廃絶を掲げる機関もこれを隠す。「原爆は日本人に使用」はルーズベルトとチャーチルによる決定(ハイドパーク覚書)。人種差別で原爆はドイツではなく日本に向けられた。

怖い、とにかく、怖過ぎる本です。

怖いと思った理由は2つ。

1つ目は、この本に書いてある「人種差別で原爆はドイツでなく日本に投下された」ということ(真実かどうかは別として)。
2つ目は、新聞や雑誌などで取り上げられている本で、多くの方が読んでいる、あるいは、広告の文言を信じてしまって、これが事実なのだと、他の歴史書などを熟読せずに、受け止めてしまう可能性があること。

ハイドパーク覚書(ルーズベルト米大統領とチャーチル英首相の会議の合意で両名の署名入り)についての箇所で

「爆弾」が最終的に使用可能になった時には、熟慮の後にだが、多分日本人に対して使用していいだろう

と書かれております。ちなみに原文は以下のとおり。

when a "bomb" is finally available, it might perhaps, after mature consideration, be used against the Japanese

著者は"used against the Japanese"を日本人に対して使用と訳し、またその意味が「人種差別によるもの」でその問題の深さを切々と唱え、その誤訳を正そうと孤軍奮闘する様を書き綴っています。

少なくとも私が核物理学を勉強していた時に、アルゴン国立研究所の方やイリノイ大学の教授たちから習ったことや、大人になってから読みあさった本では、日本に原爆が投下されたのは、ドイツとの戦争が終わりに近づいていたため、戦争を終わらせるという目的で新しい爆弾を試験してみる先として日本が候補にあがったと聞いています。

以前読んだ荒井信一氏の「原爆投下への道」には、このハイドパーク協定(たしか荒井氏は覚書ではなく協定と書いていたと記憶していますが、間違ってたらごめんなさい)に関して分析を行っており、その中で、人種差別的要因があった可能性はあるが、それを断定できるものはないと書いていたと記憶しています。

いろいろな見方がある1つの見方として、この「人種差別」という理由を挙げるのはいいと思うのですが、それがすべてとして議論を展開するのは、無理があるのではないかと思いました。

なぜか分からないが、(広島平和記念)資料館は「原爆は日本人に対して使用」を展示しない方針を守る。「原爆は日本人に対して使用」という本当のことを、何とか人に知らせないようにする。隠そうとする。隅っこにちょっと書いて言い逃れをしようとする。そして問答無用。これは犯罪行為ではないか。核廃絶を目ざすはずの機関が、実際には核廃絶妨害をやっているのだ。そして、その妨害は「オバマジョリティー」とか、白い折り鶴とかで隠される。これが残念ながら、日本の核廃絶運動の現状なのだ。(中略) 私はほぼ一年の経験から意外なことを知った。それは、核廃絶を掲げる人も団体も、「日本人に対して」against the Japaneseの問題に対しては、避けようとすることだ。広島平和記念資料館、広島市平和推進課、朝日新聞社、原水禁、原水協、被団協、その他、大勢の人々、皆そうだ。(p.127)

ゆえに、上記のように孤軍奮闘ぶりを書かれていても、素人である私が読んで疑問を抱くのですから、各団体や新聞社が取り上げない理由になるのではないかと思いました。

著者の核廃絶に対する活動には頭が下がりますし、尊敬の念を抱きます。また、戦争を終わらせるという名目を掲げ、核兵器を使った米国側は非難されるべきだと思います。

が、本書を読みながら、物事のある側面のみを取り上げ、それを声高に主張する怖さというのを感じるのです。


2010年9月15日 (水)

【本】悪人

PhotoPhoto_24年ぶりにぎっくり腰をやってしまい、それでもぎっくり腰をやった当日の打ち合わせは根性で出たのですが、その後はホントに辛くって、すべての仕事をキャンセルして、半寝たきり生活。ベッドの側にある本以外はもちろん手に取れず(それを取るのも最初はとても大変で、本当に寝たきりだったんですが)、少しよくなって寝返りが打てるようになった頃から、読書三昧。といってもベッドの横にある本がメインなので、自分で自由に選べるわけではないところが辛いのですが...

深津絵里さんがモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞して、話題となっている「悪人」。吉田修一さんの原作「悪人」を読みました。受賞前から、「読みたいなぁ〜」と思って、ベッドの横に積み上げていた本。本当はもっと元気になるような本が読みたかったのですが、手が届かないのだから、わがままは言えません。

内容紹介(amazon.co.jpより)
福岡市内に暮らす保険外交員の石橋佳乃が、携帯サイトで知り合った金髪の土木作業員に殺害された。二人が本当に会いたかった相手は誰だったのか? 佐賀市内に双子の妹と暮らす馬込光代もまた、何もない平凡な生活から逃れるため、出会い系サイトへアクセスする。そこで運命の相手と確信できる男に出会えた光代だったが、彼は殺人を犯していた。彼女は自首しようとする男を止め、一緒にいたいと強く願う。光代を駆り立てるものは何か? その一方で、被害者と加害者に向けられた悪意と戦う家族たちがいた。誰がいったい悪人なのか? 事件の果てに明かされる殺意の奥にあるものは? 毎日出版文化賞と大佛次郎賞受賞した著者の最高傑作、待望の文庫化。

最後の最後まで「誰が本当の悪人なのか?」と問い続ける作品です。すべての人の心の中に、善と悪が存在していて、その人の存在自体が「悪」と言い切れるのか?あるいは、「悪ではない」と言い切れるのか?考え込んでしまいました。

結局、祐一は殺人を犯してしまったけれども、自分を捨てた母親の罪の意識を軽減させるべくあえてお金をせびったり、恋人(?)の光代をかばうために捕まる前に殺意を装い、また、自供では、彼女を金づるとしてみていなかった、愛してなんかいなかったと言う。それゆえに、本来であれば祐一の自首をとめて逃げることを勧め一緒に逃げた光代は「悪人」となるはずなのに、「被害者」となり「善」とみなされる。

しかも、祐一が殺した佳乃にだって問題あり。彼女だって「悪」な部分を多く持ってるよね? 佳乃を車から蹴りだした、でも殺人は犯していない増尾は悪ではないのか?佳乃の実家に悪意に満ちたFAXを送る匿名の人たちは悪ではないのか!? 

この中で、本当に善意を持っている人として描かれているのは、唯一バスの運転手ではないか?

こうしてみていくと、すべての人の心の中に悪は潜んでいて、それが何かの加減で表に出てくるだけではないのだろうかと思うのです。

そういえば、以前、私の知人が非常に著名になった際、彼女のベストセラーの謝辞に私の名前が入っていて、それが理由で私は大量(600百通を超えます!)の悪意に満ちたメールを受け取ったことがありました。「あなたはKさんの友人にふさわしくない、その理由は...」などというメールがメインだったのですが、なんで私がこんなこと言われなきゃいけないのよ?と思ったことがあります。そして、最近では彼女について週刊誌の記者達からの電話やメール。某誌などは脅しに近い内容の電話で、もちろん録音させていだき、もう一度やったら警察に相談すると最終通告をしました。ちなみに、私の電話番号は、共通の知り合いが週刊誌に出したそうです。もちろん、謝礼はもらったそうです。その金額をきいて、ありえない...と思いました。そこまでお金に困っている子ではありません(きっぱり)。

この本の中でも、被害者の家族にFAXが送られてくるシーンがあるのですが、知らない人がクビ突っ込むことじゃないんじゃないの!?と、私が怒っても仕方ないのですが、かなりむかつきました。あ、フィクションでしたね、これ。

この本は、どんな人の中にでも悪が潜んでおり、どの面から光をあてることで、その人が悪なのか、善なのかを言いたかったのではないかなぁと思いました。

ちなみに、私の中にも悪人はいます。コンサートの時はものすごく緊張するのですが、私よりも前に演奏される方が、観客に分からないけれども、音楽を専門的にやっている人には分かるミスをすると、「やったぁ〜」と思います。これで私もミスできる...って、緊張がとけます。共演者の皆様、ホントに申し訳ありません〜〜〜


2010年9月 9日 (木)

【本】ホワイトハウスフェロー –世界最高峰のリーダーシッププログラムで学んだこと-

Whitehouse珍しくビジネス書のレビューを書きます。普段からビジネス書はかなり読んでいますが、すごく勉強になったなあ〜と思うものがあまり多く無かったり、それを書いてしまうと、今どういう仕事をしているのか分かってしまうため、書けなかったり。ゆえに、仕事とは関係ない小説のレビューとかが多くなってしまいます。

最近、著名な社長やリーダーにお目にかかる機会が多いのですが、先日S氏より、「そろそろ自分がどういうリーダーシップスタイルで仕事をしているのか、それを明確に履歴書や職務経歴書に書けるようにした方がいいよ」とアドバイスを頂きました。

自分のリーダーシップスタイルは何か?を考えるにあたり、リーダーシップ関連の本を沢山読んでいます。その中でも非常に面白いと思った本が2冊。1冊は本日レビューを書くチャールズ・ガルシア著の「ホワイトハウスフェロー –世界最高峰のリーダーシップ養成プログラムで学んだこと」です。もう1冊については、いずれ書きます。

内容(「BOOK」データベースより)
ホワイトハウス・フェローとは、1年間、アメリカ政府の最高レベルで働きながらリーダーシップを学ぶ特別プログラムである。“リーダーシップの博士課程”とも呼ばれるプログラムの全貌を元フェロー200人への取材で明らかにする。

(帯より) 1965年に始まった「ホワイトハウス・フェロー」制度は、アメリカ政府が主催するリーダー養成プログラム。毎年、十数名の若者(年齢制限はないが実質、20代後半から30代後半)が選ばれ、1年間、政府の最高レベルで働く機会が与えられる。 本書は、フェロー制度誕生のいきさつや選考方法などのほか、本フェローたちが、それぞれの時代で最もパワフルなリーダーたちから学んだ「リーダーシップの鍵」を、実際に起こったエピソードとともに紹介するもの。ネルソン・マンデラ、コリン・パウエル(自身も元フェロー)、キング牧師夫人、父・息子ブッシュなど著名人が多数登場。

まず、リンドン・ジョンソン大統領が作った「ホワイトハウス・フェロー」制度の生い立ちが興味深い。そして、作った後、問題や課題があれば軌道修正していった点も具体的に書かれており、非常に参考となる。このような制度が日本政府に作れるであろうか?と、自国の政府批判をするつもりはないのですが、アメリカという国の良い点を凝縮したような研修プログラムだと思いました。ちなみに、私はアメリカ派ではありません。アメリカは沢山の問題点を抱えていると思っています。しかし、このような派閥に偏らないプログラムを作って行き、そして、持続させていく力を持っている点は素晴らしいと思います。

また、「はじめに」書かれていますが、成功した話だけではないというのが、この本のポイントではないでしょうか。

私が話を聞いたホワイトハウス・フェロー出身者の多くは、その後の人生で目覚ましい成功を収めているが、なかには手痛い挫折を味わった人もいる。自分が正しいと思うことを貫いた結果、大きな代償を払わされた人もいる。しあかし、そうした失敗やつらい出来事も含めて、すべての経験を通じて学習し成長したと、全員が語っている。

汚職や不正をおかし易い、おかしてもおかしくないポジションにいながら、正しいことを貫くのは時として難しい場合もありますし、また、自分がトップに立っているわけではなく、トップから仕事を辞めさせると脅されて、不正に手を染めるケースもあると思うのですが、この本の中では、自分が正しいともうことを貫く強いリーダーの姿も描かれています。それは1つのエピソードだけではなく、いくつかのエピソードとして描かれているのですが、コリン・パウエルのエピソードなどは、私もそうありたい、いや、そういう風に仕事をしていきたいと強く思わせるエピソードでした。また、私自身、過去にキャリアをリスクにさらしたけれども、不正に手を染めないという決断をしたことは間違っていなかったのだと、その件について悩んだこともありましたが、この本を読んで、改めて思いました。

コリン・パウエルの話ばかりをあげてしまいますが、もう1つ、私がこの人はすごいと思ったのは、「コミュニケーション能力は努力して習得するもの」と言い切っていることです。このエピソードも非常に示唆深く、学ぶことが多いです。

若い頃に偉大なリーダーの元で働く機会を与えられるのは、非常に勉強になると同時に、学んだ事をどう自分のキャリアに活かし、社会に還元していくのかを考えさせられます。私も2年弱と短い期間でしたが、ゼネラル・エレクトリック(GE)で、私のような若輩者がご一緒にお仕事させていただけないような、素晴らしいリーダーたちの元でお仕事をさせていただいた期間は、求められるレベルの高さにねをあげそうになりながら、本当に沢山のことを学ばせていただきました。ここに出てくる多くの要素が、GEのリーダー達が持っているもので、場所を問わず、リーダーがリーダーたるゆえんがここにあるのだと、思いました。

最後に、この本については、もう少し踏み込んで書いて欲しかったとう声もあるそうですが、最高レベルの機密を扱っている場所で、ここまでの内容が書かれているというのは、自分がしてきた仕事を振り返っても、すごいことだと思います。著者自身がホワイトハウス・フェローだったということもあるのでしょうが、重要な機密や事件の核心について触れないように、しかし中身が薄くならないようにエピソードを組立てて行くという果てしない作業に対して、著者に敬意を示したいと思います。


2010年9月 8日 (水)

【映画】別れの曲

Photo1934年ドイツ映画で、ショパンを主人公にしている映画「別れの曲」が、ショパン生誕200周年を記念し、上演されるということで、観てきました。
#当時日本では同じ監督が作ったフランス版が上演されたそうですが、今回はドイツ版です

ソロコンサートでショパンプログラムをやることから、この春から相当ショパンに関しては調べてきて、沢山の書籍と楽譜を読み込んできたので、エチュード第三番が別れの曲と呼ばれるゆえんになったこの映画を観ることが出来たのはとてもラッキーです。

映画を映画として楽しむのであれば良かったのでしょうが、ショパンの伝記的映画と呼ばれているのに、伝記とはかなりかけ離れていて、「音楽家の恋愛物語と音楽家としての旅立ち」のフィクションと言われたら良かったのになぁ、と、思いました。映画終了後、目の前に座っていた老夫婦が、「ショパンは彼女を捨ててサンドに走ったなんて...」という会話を繰り広げていて、思わず、「それって違いますよ」と言いそうになってしまいました。(言わなかったけど)

なぜ別れの曲と呼ばれるようになったかは理解できたので、まぁ、よしとしましょう。DVD化されてないらしいので、ホッとしています(だって、実際の伝記とはかなりかけ離れているから。。。)

あらすじ(goo映画より)
一八三〇年の春、ポーランドの青年達の間にはロシアに反抗し祖国の独立運動が密かに劃策されていた。終日をピアノに向って精進するフレデリック・ショパンの胸にも祖国愛は火と燃えて、時到らば白い手に剣を取る決心も固められていた。ショパンの音楽教師エルスナーはショパンの芸術のためにこれを憂え何とかして彼をパリへ送ろうと考え、ショパンの愛人コンスタンティアを訪れて自分の考えを打明けて力を貸してくれる様たのんだ。危険な故郷に置いて彼の天才を若く散らせるより当時の文豪、詩人音楽家が集まっている芸術の都パリへ行ったらショパンは必ず成功するにちがいない。ショパンが成功したらエルスナーは必ずコンスタンティアをパリへ連れて行くと約束した。かくてショパンが故郷を離れる日、コンスタンティアは涙でこれを見送った。パリへ出たショパンはエルスナーの懸命な骨折でやっと小さな音楽会を開く事が出来た。当時パリ一流のピアノ店を持っていたピアニスト、プレエルが開いてくれたのだった。その当夜ポーランドの独立運動はのろしを上げた。その号外を見たパリの名士は同情の心から無名ポーランド青年ショパンの演奏会に出席した。ショパンは重い心を抱いてピアノに向ってミニュエットを奏しはじめた。しかし故国の戦いを聞いた彼は一向に興が乗らない。彼の求めるのはもっと烈しい強い曲なのだ。ショパンは遂に彼の情熱をピアノに打ちまけた。血みどろの戦いのエチュードが場内に拡がる、場内は青ざめた、こんなむき出しな情熱を今までパリの人は聞いた事がなかったのだ。演奏が終わった時ある者は烈しく拍手し、ある者は呆然と顔を見合せた。主催者のプレエルは憤然と席を立った。しかしジョルジュ・サンドはショパンの天才を知り当時名声の高いフランツ・リストに彼の後援を頼んだ。オルレアン侯爵婦人邸に於てリストの演奏会が催された夜、ショパンも招かれて出席した。演奏が始まる頃になると何故か豪華なサロンの燭灯は一つずつ運び去られた。薄暗の中に美しい音楽が流れ出した。こんなに美しくピアノを奏でられる人はパリにリスト一人しかない筈だ。しかしその時サンドがかかげた灯にほのかに浮び上ったのはピアノに向ったショパンとその側に立って静かに聴き入っているリストの姿だった。今こそパリはショパンを認めた。リストの友情とサンドの情熱とに育てられてショパンの芸術は今さん然と輝き出したのだ。ショパンの成功を知ってパリへ出て来たコンスタンティアは彼がジョルジュ・サンドと恋仲であるのを知り、淋しく彼をあきらめて故郷へ帰った。

2010年9月 5日 (日)

【コンサート】横山幸雄 ショパンを弾く〜第三回若き晩年 天国の扉の前で〜

Photoソロリサイタルが決まってから、ショパン漬です。今日は横山幸雄さんのコンサート「横山幸雄 ショパンを弾く〜第三回若き晩年 天国の扉の前で〜」を観てきました。

【曲目】
幻想曲 op.49 Fantasy op.49
2つのノクターン op.48 2 Nocturne op.48
バラード第4番 op.52 Ballade No.4 op.52
ポロネーズ第6番 「英雄」 op.53 Polonaise No.6 op.53 "Heroic"
ポロネーズ第7番 「幻想ポロネーズ」 op.61 Polonaise No.7 op.61 "Polonaise-fantaisie"
子守歌 op.57 Berceuse op.57
舟歌 op.60 Barcarolle op.60
即興曲第3番 op.51 Impromptu No. 3 op.51
スケルツォ 第4番 op.54 Scherzo No. 4 op. 54
3つのマズルカ op.59 3 Mazurka op.59
ピアノ・ソナタ第3番 op.58 Piano Sonata No.3 op.58


アンコール
ノクターンop.62-2
ワルツop64-2
マズルカop41-1
24の前奏曲組曲op28-24
タランテラop43
ワルツop64-1「子犬」

ショパンの晩年、31歳〜36歳にかけての傑作を抽出したコンサートは実に充実したものでした。1曲目にピアノの弦が切れるというアクシデントがあり、1曲目と2曲目の間に、若干のトークをしながら、ピアノの弦を貼り直すという作業が入りました。来年で20年という演奏活動の中で弦が切れたことはほとんど無いらしく(3回目と言っていました)、が、今年に入ってから、軽井沢と今日で2回目だそう。ピアノの弦が切れるって、私も昔はピアノ弾きでしたが、あまりないように思います。偶然にしては、2回も1年にあうとは偶然過ぎます。こういう機会に、彼のトークを聞けたのは、非常に嬉しいアクシデントです。

昔聞いたときよりも、音が優しくなっていました。年と共に音がやわらかくなっているように思います。

5月にショパン全曲のギネス記録を作ったばかりですが、今年は本当にショパンイヤーなのですね。彼がショパンを弾くのは好きです。アルゲリッチ(以前飛行機で隣り合わせたことがあります!)とはまた違う弾き方をしますが、最近、ますます彼のタッチは好きになります。

アンコールなんと6曲も弾いてくださいましたっ!!この後、サイン会が待っているのに!です。
すごい体力だなー。すごいサービス精神だなー。と、思いました。


2010年9月 4日 (土)

【映画】ベスト・キッド

Photo_3ジャッキー・チェンが出ているなら観なければ!ということで、「ベスト・キッド」を観に、映画館へGO!

【解説】(allcinemaより)
80年代に大ヒットした「ベスト・キッド」を、舞台を中国に移してリメイクした感動ファミリー・ドラマ。主人公の少年役には本作の製作を務めるウィル・スミスの息子で、デビュー作「幸せのちから」でも高い評価を受けたジェイデン・スミス、師匠役にジャッキー・チェン。母と2人で北京に引っ越してきたアメリカ人の少年が、カンフーとの出会いを通じていじめを克服し成長していく姿をさわやかに綴る。監督は「ジュエルに気をつけろ!」「エージェント・コーディ」のハラルド・ズワルト。
 父を亡くした少年ドレは、転勤する母に連れられデトロイトから異国の地、北京へと移り住むことに。言葉や文化の違いに戸惑いつつも近所の美少女に心ときめかせるドレ。ところが、同じ学校に通ういじめっ子のカンフー少年チョンの標的になってしまう。そんなある日、いつものようにいじめられていたドレは、アパートの管理人ハンに助けられる。彼がカンフーの達人と知ったドレは教えを請うことに。そして、来たるカンフー大会でのチョンとの決戦に向け、修行に励むドレだったが…。

これは、ジャッキー・チェンの映画だと思ってはいけない。私のように、ジャッキー目当てで観に行くと、「う〜、なんだこの映画は〜」となってしまいます。あくまでも、ジェイデン・スミスを主役にした映画だと思い込まねばいけません。そう、ジェイデン・スミス主演の映画と考えれば、「お、なかなかいい映画っ!」となるに違いない... 

たぶん体作りをしながら撮影したんだろうなぁ〜と思います。シーンを追って行くと、明らかに筋肉のつき方が変わっているからです。柔軟性もあって、子供だからこれだけ柔軟性があがるのかしら〜、なぞと、なんだか違うところをチェックし始めてしまいました(笑)

ジャッキー目当てで行ったので、ちょっとがっかりでしたが、ジャッキー目当てでなく、ジェイデン・スミスを観に行くのであれば、この映画はこれでいいのだと思います。

できればもう少し精神面にも成長して欲しかったなぁ〜〜

(総合評価:★★☆☆☆ ジャッキーをキャスティングするならもっともっとうまく使って〜〜)


2010年9月 3日 (金)

【映画】ソルト

Photo_2アンジーの話題(?)の映画「ソルト」を観ました。

ストーリー(映画.comより)
アンジェリーナ・ジョリーとフィリップ・ノイス監督が、「ボーン・コレクター」以来となるタッグを組んだスパイ・アクション。CIA職員のイブリン・ソルト(ジョリー)は、謎のロシア男性の告白により、大統領暗殺のために送り込まれたロシアの二重スパイの嫌疑をかけられる。CIAから追われる身となったイブリンは顔を変え、髪の毛の色を変え、別人になりすまして真相を突き止めようとするが……。共演にリーブ・シュレイバー、キウェテル・イジョフォー。

アンジーがスパイもので、ほとんどスタントを使わずにアクションをこなしたと聞いていたので、どんなアクションかわくわく。

とにかくド派でなアクションで、観ていて飽きさせません。はらはら、どきどき、おぉ〜、飛んだっ!と、アクションを満喫。

アクションだけでなく、スパイを演じているアンジーの仕草や目の使い方など、この人はすごい女優さんなんだなぁと、演技力もばっちりです。

あっと驚くエンディング...と聞いておりましたが、最後に「えぇ〜〜〜、ここで終わりにする!?」と叫んでしまいました。続編があるに違いない。。。

あぁ、続きが待ち遠しい...

あまり書くとネタバレするので、このあたりでやめておきます。

(総合評価;★★★★☆ 続きに期待!)


2010年9月 2日 (木)

【ミュージカル】In the Heights

Photo最近、コンサートに国際コンクールに仕事にと、想像以上に忙しくて、映画や舞台は見ているものの、レビューが間に合ってない状態。がんばって順次アップして行きます〜〜

2008年のトニー賞受賞のミュージカル「In the Heights」が来日中。もちろん、観に行きました。

テレビで石田純一&東尾理子夫妻がすごくいいと言っていたし、何しろトニー賞受賞だし、振付け賞も受賞だから、期待できるよね!?

が、これほど話題になっているのに、客席はがらがら。なんだかとっても悪い予感。

舞台が始まり、ストーリーはどんどん進んで行くのだけれど、まったく引き込まれない。いわゆるありきたりのストーリー。そうは言ってももっとうまく作り込めるでしょう!? とにかく、面白くないっ! 2008年はミュージカル不作の年だったの!? と、思う程、面白くないっ!

客足が遠のくのがよく分かる。

ダンスが魅力と聞いていたのですが、そして、振付け賞も取ってるはずなんですが、今ひとつ、切れがない。もしや、来日メンバーだからレベルを下げているのだろうか??? 

入場料返せ〜〜と、思う程、できの悪いミュージカルでした。残念...

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2014年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

秋山ゆかりについて

講演のお知らせ

  • 2015年1月14日(水)午後5時~8時「理工系女子による理工系女子のためのキャリア戦略講座」@人材研究所セミナールーム
    お申込みは、こちらから
    2015年1月16日(金)午後5時~@明治大学

コンサートスケジュール

  • 2015年2月7日(土)自主企画コンサート「数学×音楽!?~数学がひも解く音楽のヒミツ~」午後1時半~@JTアートホールアフィニス(虎の門)チケット4000円

CDのご案内

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想