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2010年2月

2010年2月20日 (土)

魚神

Photo 小説すばる新人賞&泉鏡花文学賞ダブル受賞の話題作、千早茜さんの「魚神(いおがみ)」を読みました。
#流行ものは何でも手を出す悪い癖です…

内容(Amazon.co.jpより)

かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島。夢喰いの獏、雷魚などの伝説が残る島で、本土を追われた人々は自治組織を作り、独自の文化を営んでいる。捨て子の白亜とスケキヨは、この島で捨て子の姉弟として育った。伝説の遊女の名を継ぐ姉・白亜と、デンキを放つ弟・スケキヨ。ふたりは互いのみを拠りどころに生きてきた。スケキヨは、あるきっかけから薬学の知識を身につける。しかし、その美貌ゆえ、悪評高い裏華町に売られてしまう 。離れ離れになり動揺したふたりは、ある夜、過ちを犯し仲違いしてしまう。成長した白亜もまた廓へ売られ、やがて島随一の美しい遊女となる。スケキヨのことが忘れられず、無感覚のまま身をひさぐ毎日。彼女は遊郭の女郎や裏華町の男達を通じて徐々にスケキヨへと近づいて行くが、彼の周囲には不穏な噂が漂っていた。強く惹 きあい、拒絶を恐れ近づけない姉弟。ふたりが再び寄り添うとき、島にも変化が……。

舞台設定が、一瞬江戸時代か!?と思うのですが、電気もあるし、設定は未来!?と、非常に面白い設定になっています。この未来と過去が融合している不思議な感じの舞台で、シュールな現実を突きつけられるのは、すごい小説だと思います。ダブル受賞に納得。

たぶんここまで売れる作品だとは思っていなかったんだろうなぁと思うのが、装丁が物語っていること。増刷で、装丁が変わると、もっと読者層が広がるだろうに、もったいない、と、思ってしまいました。装丁って意外と大事なんですよね。


2010年2月17日 (水)

中川右介さんとのお食事会

昨年末に「巨匠(マエストロ)たちのラストコンサート」のレビューを書き、そこに著者ご自身が書き込みをしてくださったことから始まったクラシックジャーナル編集長の中川右介さんとのデジタルなお付き合い。

お食事会を企画するも、中川さんがお食事会当日に新型インフルでダウン。その後は私とのスケジュール調整がつかず、なかなかご飯が実現できなかったのですが、今日、やっと実現しました!

場所は青山の某所。中川さんのオフィスから程近いということで、場所が決定。もともとは、後2名加わる予定でしたが、皆さんご都合が悪く2人でのご飯となりました。

まず、会うなり私が「サインください~」と本を出す(笑)。ほとんど、ファンと著者の対談状態。かなり奇妙なシーンだったのではないでしょうか!?

中川さんからは、とても意外なプレゼントをいただきました。

Images 「世界で一番おもしろい経済地図」。昨年「へぇ~」と思って読んだ本なのですが、こちらもなんと中川さんの著書だとか!とってもびっくりです。

3月に歌舞伎の本が出るそうで、出たらくださるとか。わくわくしてしまいますね~~ 私は歌舞伎は専門ではないので、あまりいいコメントはできそうもありませんが。

話はクラシックばかりではまったくなく、なぜか「ガラスの仮面」と「ドラえもんをイタリアでみると…」という話が盛り上がり、双方、おたく度の方向性が似ている点も確認しました(笑)

無事、お食事会が実現できて、よかったです!


2010年2月16日 (火)

カッコウの卵は誰のもの

Photo_2 オリンピック開催時期にぶつけてリリースしてきた東野圭吾さんの「カッコウの卵は誰のもの」を読みました。もうしばらく東野圭吾さんは読まないって決めていたのですが、ついつい手が伸びてしまって…

内容(Amazon.co.jpより)
スキーの元日本代表・緋田には、同じくスキーヤーの娘・風美がいる。母親の智代は、風美が2歳になる前に自殺していた。緋田は、智代の遺品から流産の事実を知る。では、風美の出生は? そんななか、緋田父子の遺伝子についてスポーツ医学的研究の要請が……。さらに、風美の競技出場を妨害する脅迫状が届く。複雑にもつれた殺意……。超人気作家の意欲作

なかなか面白い展開でした。途中で、そうか、そういうことだったか、と、気づいたときには、もう終わりに近づいていて、「あぁ、またやられてしまったぁ~」と思うばかり。この人は、本当にうまく読者を引き込みます。

才能はあるけど、本当にやりたいことは別にある。

才能をある道を選ぶか、本当にやりたいことを選ぶか。究極の選択だなぁと思います。個人的には、好きでなくても得意なことを仕事に活かしたほうがいいかなと思っているので、前者を選択するタイプなのでしょうが。

バンクーバーオリンピックで盛り上がっている今読むには最適の1冊です。


2010年2月14日 (日)

クライマーズ・ハイ

Photo数年前に、仲良しの新聞記者の友人から紹介され読んだ「クライマーズ・ハイ」。以前読んでいたのですが、群馬出張ということで、群馬が舞台の小説って何だ!?と、なかなか思い出せず、タイムリミットで、「クライマーズ・ハイ」を鞄に突っ込み出張へ。新幹線の中で読み直しました。

出版社/著者からの内容紹介(amazon.co.jpより)
85年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者たちの悲喜こもごも。上司と部下、親子など人間関係を鋭く描く。

北関東新聞の記者・悠木は、同僚の安西と谷川岳衝立岩に登る予定だったが、御巣鷹山の日航機墜落事故発生で約束を果たせなくなる。一方、1人で山に向かったはずの安西は、なぜか歓楽街でクモ膜下出血で倒れ、病院でも意識は戻らぬままであった。地方新聞を直撃した未曾有の大事故の中、全権デスクとなった悠木は上司と後輩記者の間で翻弄されながら、安西が何をしていたのかを知る――。 実際に事故を取材した記者時代の体験を生かし、濃密な数日間を描き切った、著者の新境地とも言うべき力作。

若き日、著者は上毛新聞の記者として御巣鷹山の日航機事故の 現場を取材しました。18年という長い時を経て初めて、その壮絶な体験は、 感動にあふれた壮大な長編小説として結実しました。それが本作品です。

――記録でも記憶でもないものを書くために、18年の歳月が必要だった。
横山秀夫

あまりにも有名な本なので、あらすじが分かるような感想は書きませんが...

最近、またまた、「仕事とは?」と悩んでいる私なので、この本は、まさに、今の私にぴったりの小説でした。群馬出張が入らなければ、読み直さなかった本なので、出張に感謝。

「仕事とは?」「人生とは?」と、ずっと答えが出ない問いをしつづける作品です。

正しい決断というのはないのかもしれません。自分が後悔しない生き方はできるのかもしれない。自分が後悔しない生き方をどう貫くのか、それを考えないといけないのだなぁ、と、本を読みながら思ったのでした。


2010年2月11日 (木)

ソニアのパック

Photo_2Photo_3出張続きと睡眠不足で肌がボロボロ。もう若くないので、あまりに調子を崩す前に、対処しないと、ヤバい!という状態。

いつもは、基礎化粧品を愛用しているアルビオンの小出さんや、クラランスの今西さんに相談するのですが、あまりにドタバタしていて相談し忘れ(&相談できず)、近くの百貨店に駆け込む。基礎化粧品は浮気しないのですが、スペシャルケアは最新のものに手を出す私(笑) 

雑誌に載っていたこと、そして百貨店の方に、ソニアの「エクラ スプレンドゥール トレットマン」と「イドラ エキリーブル マスク」を勧められ、これを購入。朝はマスクを、夜はエクラ スプレンドゥール トレットマンをせっせと使う1週間。肌がうるうるぷりぷりに戻りました。

う〜ん、すごい... 新しい化粧品は、やっぱりよく効きますね。


2010年2月 7日 (日)

青葉繁れる

Photo_2仙台に出張のため、井上ひさしの「青葉繁れる」を読みました。

内容(「BOOK」データベースより)
「あげな女子と話ができたらなんぼええべねす」…東北一の名門校の落ちこぼれである稔、ユッヘ、デコ、ジャナリの四人組と、東京からの転校生、俊介がまき起こす珍事件の数々。戦後まもない頃、恋に悩み、権力に抗い、伸びやかに芽吹く高校生たちの青春を生き生きと描く。ユーモアと反骨精神に満ちた青春文学の傑作。

仙台の方言が、なかなかいい感じで読めるようになるのには、しばし時間がかかりました。方言だからこそ、これだけの味のある会話が繰り広げられるわけですが、なれないと、今ひとつテンポが掴めない。

松島への旅行の話が面白く、電車の中で忍び笑いをしてしまいました。

女子校だったので高校時代に戻りたいとは思わなかったのですが、大学1年の時に非常に仲良しの友達グループ6人で遊び歩いたことを思い出して、思い出に浸ってしまいました。

今年は、出張先をキーワードにいろいろと小説を読んでみることにしたのですが、面白い小説に出逢えて、すごくいいテーマになっています。


2010年2月 3日 (水)

明日を担う音楽家による特別演奏会

Photo駒井ゆり子先生が出演されているので、文化庁芸術家在外研修(新進芸術家海外研修制度)の成果「明日を担う音楽家による特別演奏会」を観に行ってきました。事業仕分けで思いっきりカットされたものの1つと聞いているので、来年度以降はどうなるのかしら...と、音楽をやっている人の間では結構話題な事業です。

やはりいろいろな声の方が歌うコンサートは楽しいです。また、イタリアものから、フランス、ドイツ、アメリカものまで、本当に様々な曲が盛り込まれていて、とても楽しめるコンサートでした。

ゆり子先生のミカエラは、まったくの悪女ではなくって、そんなに可愛い、素直なミカエラでいいんですか!?と、思ってしまいました(後日、ミカエラの悪女ぶりは好きではなく、1幕の歌からだから悪女すぎなくってもいいよね、と、思って歌ったそうです)。性転換ありのティレジアスは、すごく面白くって、フランスものはやっぱり面白いなぁ〜と思いました。今、フランス物をいろいろと勉強中なので、わくわくします。

■出演 ソプラノ:石上朋美、駒井ゆり子、田口智子、吉田珠代、鷲尾麻衣 メゾソプラノ:小野美咲 バリトン:町 英和 バスバリトン:大塚博章 テノール(ゲスト):塚田裕之 バリトン(司会):成田博之 指揮:現田茂夫 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

■予定プログラム
グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』より“おいで、君の夫についておいで”
モーツァルト:『コジ・ファン・トゥッテ』より“岩のように動かずに”
ヴェルディ:『エルナーニ』より“エルナーニ、一緒に逃げて”
     『リゴレット』より“悪魔め、鬼め”
     『トロヴァトーレ』より“わかったか 夜が明けたら…”
プッチーニ:『蝶々夫人』より“夕暮れは迫り”
グノー:『ファウスト』より“宝石の歌”
ビゼー:『カルメン』より“母のたよりを聞かせて”
オッフェンバック:『ホフマン物語』より“お前はもう歌わないのか”
プーランク:『ティレジアスの乳房』より“いいえ、だんな様”
バーンスタイン:『キャンディード』より“きらびやかに着飾って”
ワーグナー:『ラインの黄金』より“避けよ、ヴォータン!避けよ!”
     『ワルキューレ』より“さらば 大胆で輝かしき娘よ!”



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  • 2015年1月14日(水)午後5時~8時「理工系女子による理工系女子のためのキャリア戦略講座」@人材研究所セミナールーム
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コンサートスケジュール

  • 2015年2月7日(土)自主企画コンサート「数学×音楽!?~数学がひも解く音楽のヒミツ~」午後1時半~@JTアートホールアフィニス(虎の門)チケット4000円

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