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2008年5月

2008年5月28日 (水)

宇宙飛行士の選び方

友人の心理学者の方が、宇宙飛行士を選ぶプロセスに参加することになり、ディナーの席で、その話題で盛り上がりました。

そして、面白いクイズを出してきました。

「浦島太郎と桃太郎、あなたはどちらのお話が好きですか?」

私は、両方とものお話があやふやだったので、お話を簡単に説明してもらいました。(案の定、桃太郎とサルカニ合戦が混ざってました ^^;;)

そして、答えたのが

「桃太郎!」

だって、浦島太郎は、人の力で楽しく遊んで暮らして、絶対あけないと約束したのにあけてしまっておじいさんになったわけで、それよりも、自分の力で自分の目的を仲間と供に達成する桃太郎の方が、私好みの生き方!!

しかし、宇宙飛行士になる人は「浦島太郎」を選ぶ方なんだそうです。

理由は、どんな状況でも(たとえ海の中という異空間でも)臨機応変に対応できるから、なんですって。

私は宇宙飛行士にはなれないですね。ちょっぴり残念。


2008年5月25日 (日)

高野優梨さんとお食事

ちょっと前から高野さんのところのパーソナルスタイリストサービスにかえたのですが、高野さんがNYでのお仕事をメインに最近されていたので、なかなかお会いできずにおりました。帰国中という連絡があり、やっとお食事をすることができました!!

着ていらっしゃったお洋服がとても素敵で、思わず、「それ、どこのですか!?」と尋ねてしまったほど、素敵な装い。最近、服装を変えているので、今までのブランドが使えなくなり、ブランド発掘中なので、人の服装とブランドがとても気になっています。

高野さんとも話していたのですが、仕事で洋服が占める割合というのは、実はかなり大きいのではないかということ。特に女性の場合はビジネスにおいて服装というのは、男性のようにはっきりとしたルールがあるわけではないので、とても難しいと思います。

女性経営者の方々や大手企業の女性エグゼクティブの方々とお会いする度に、最近服装研究をしているのだとお伝えすると、皆さん口を揃えて「なかなかいいブランドが無いのよね〜」と、おっしゃいます。

私が最近愛用しているのがYoko D'or(ヨーコ ドール)。比較的リーズナブルな金額で扱いやすい素材でフェミニンなのにしっかり見えるお洋服。

とはいえ、ヨーコ ドールだけで事足りるわけではなく、今まで着ていたものをお直しに出して若干ラインを変えたりしながら、スタイリストサービスを使って、ブランドを探してもらっています。

自分でいいかなと思って買ってみたけれど着なかった、似合わなかった、ということが激減するため、そして、探しまわる手間を考えると、実はスタイリストサービスを使った方が、洋服の数も減るし、ムダな出費も減るということを教えてくれたのは、友人の勝間和代さん。初めて使ったサービスを紹介してくれたのも彼女で、本当にいいことを教えてもらったなぁと思います。

最近はこのサービスを利用している方も結構多いようで、高野さんは3ヶ月待ち。自分の分身を作りたいとおっしゃっていましたが、経験の一部はマニュアル化できても、すべての経験もセンスもマニュアル化できない職業のため、なかなかマスプロダクション化は難しそう。それでも、学校を作り、もっともっと多くの方に活用してもらえるようにしたいとおっしゃっていた彼女の笑顔は輝いていました。

素敵な人のそばにいると、素敵を分けてもらえるかも!?


2008年5月24日 (土)

マリア・カラス オペラの歌い方

Photoここしばらく読み込んでいる本「マリア・カラス オペラの歌い方」。

内容(「BOOK」データベースより)

不世出のプリマドンナの語るオペラ歌唱の真髄。これは第一人者マリア・カラスにして初めて語ることのできる〈伝統〉―すなわち、楽譜や書物からはうかがい知ることのできない、オペラの歌い方に関する慣習についての本である。

ジュリアードでの23回の講義をまとめた本で、解釈の仕方について、歌い方について、本当に勉強になる本です。音大出身ではないので、勉強が足りないから、こういう本が手元にあるのは本当にありがたいです。

自分が歌うものだけでなく、同じ作曲家のものであれば、全部読んで、楽譜を読むと、今まで見えてこなかったものが見えたりするので、やはり、偉大なソプラノはすごいなぁ。。。と、思ってしまいます。

特に、カデンツァの部分のアドバイスだけでなく(カデンツァにも時代の波があるのだとはっきり分かります)、表情の付け方までアドバイスされているのが、彼女のすばらしいところ。

同じ時代に生きられなかったのが残念でたまりません。(私も授業を受けたかった!)

先生からマリア・カラスやスミ・ジョーと比べるのは、専業歌手ではないのだから、何もそこまでしなくてもと言われたけれど、上を見たらきりが無いけれど下や隣を見て自分の成長を止めたくないなぁ...と思います。

それにしても、時間に追われまくっている今日この頃。なんとか練習の時間を捻出しているのですが、今ひとつ勉強量が足りないように思います。どうやってタイムマネジメント力をあげるかが、最近の課題。


工作

Photo忙しい時ほど、仕事が入る。と、よく言われますが、本当だなぁ...と、しみじみ思う今日このごろ。

6月、7月と、コンサートのオファーがあったのですが、あいにくその時は海外出張のため、コンサートに出演できず。(涙)

しかし、秋のコンサートには出る予定で、それに向け、また準備を始めました。
#あまり時間の余裕は無いんだけどね...

ドニゼッティ続きで、「シャモニーのリンダ」と「ランメルモールのルチア」を始めました。

新しい曲を始めるときには、コロラトゥーラ・ソプラノなので、楽譜を工作しなければいけません。オリジナルの楽譜から、リッチをはじめとするカデンツァ集をベースに、カデンツァ部分をアレンジしていくのです。

ドタバタと出張をこなしながら、移動の公共交通機関の中で、プラスチックの角を使いながら、楽譜を切り抜き(はさみは飛行機の中には持ち込めないため)、セロハンテープでぺたぺた貼っているのは、何を隠そう、この私です。(全然隠してないか)

その成果物がこの写真。なかなかうまく張り込めていると、満足の出来です。

誰か、リッチのカデンツァ集でいいから(リッチに載ってないものは、自分で書き足しています)、一小節づつ選んでオリジナルの楽譜をクリックすると、カデンツァが自動的に挿入されて、それをプリントアウトするだけでOKっていうのを作ってくれないかなー。と、よく思うのですが、コロラトゥーラの人数を考えると、マーケットが成り立たないので、こうした原始的な手法が取られ続けるのですね。
#職業病ですぐにこういう計算をしてしまうので、自分で自分がイヤになります

この他、グノーのファウストから「宝石の歌」とか、ドリーブのラクメから「鐘の歌」とか、ロッシーニのセビリアの理髪師から「今の歌声は」などの練習を再開しました。これらも今後演目にいられるように、完成度高く仕上げて行きたいものです。


2008年5月23日 (金)

雨の牙のバリー・アイスラーに会う

Novelレイン・フォール/雨の牙」が、都内でクランク・イン。それに合わせて原作者のバリー・アイスラー氏が来日。そして、お会いできる機会がありました。

めちゃくちゃ東京贔屓の彼のお話は、彼の人生がフィクションではないかと思うくらい、スリルと話題に溢れていて、溢れ出すものを伝えようと、ものすごく早口でお話するのが特徴でした。

レイン・フォールのプロットは、東京の地下鉄に乗っていた瞬間にできたはなし、エスカレーターがあると思ってとびあがったら工事中だったため17フィートも落ち10ヶ月の怪我をしてしまったこと。ものすごいやばい事件が起きると、人は情報を処理しきれなくという話は、大爆笑でした。

17フィートから落ち、綿埃にまみれていた彼を心配した日本人の作業員の方々への最初の言葉がなんと...

「すみません。お手洗いはどちらですか?」(もちろん外人なまりのきれいな日本語で質問)

??????? となる作業員の方。

俺はいまどんな体をしてるかみたいだけなんだよー

(大爆笑)


そう、追いつめられた時ほど、人間の行動はおかしかったりするものです(しみじみ)。

このような話をすごいスピードで話ていらっしゃいましたが、大事なメッセージ。「苦労の向こうに成果がある」

私も作家だし、すくなくとも周囲にはそれなりに作家人口がありますが、たぶん、皆同じことを言うのだろうなぁ...と思いました。

自己紹介のときに、作家と伝えたところ、あるコミュニティに絶対はいってねとすすめられました。そこでの出来事はまた今度!!

2009年の映画公開、是非、観に行きましょう!


2008年5月18日 (日)

スターになった男

Photo友人の宗村蔵人さんが主演、友人のまこやまさんスチール哲平さんが出演中の劇団漂流船の舞台「スターになった男」を観てきました。

昨年秋に旗あげをした新しい劇団の2回目公演ということで、ちょっぴり期待。宗村さんは、今回、脚本を書くのもお手伝いしたとかで、しっかりお名前が載っておりました。また、脳しんとうを起こされた後だというのに、きっちりした演技で、さすがプロ!と感激いたしました。

前座は前回と同じく「まこやま市役所」改め「風物師」(西宮七海さんが抜けて、まこやま、スチール哲平、モンモンちゃんの3人のコンビ)。前回よりも若干マシになったといえ、1回目と同じネタを使ってどーする!?と、突っ込みたくなりました。
#舞台終了後に本人達直撃して、突っ込んでいた人は私です、はい(笑)

前座はとってもお寒くって、舞台の方までホントに心配になってしまいました。

が、舞台はかなり面白かったです。ちょっと長かったこと(2時間もパイプ椅子だと、お尻が痛くなります)、そして、物語がかなり複雑で、夢か現実か分からず、落ちはいったいなんだったんだ!?と、帰りしなに議論になるほど、だったのですが、キャラが際立っている人が多くて、後からゆっくり考えると、すごく良かったです。

まこやまさん演じるプロデューサーがすごく良かった。まこやまさんはお笑い芸人さんよりも、俳優に転向した方がいいのではないか!?(大きなお世話ですね、私が言うのは)と思うほど、はまっていて、すごくリアリティーもあるし、「いやな奴」の演技が良かったです。まこやまさんがこんなに演技派とは知りませんでした。

加藤貴博さん演じる司会者もものすごくいい味を出していました。前回の「涙の芸人ブルース」のときもすばらしいと思いましたが、今回は、おかま役がとっても似合っていて、とっても華のある役者さんだと思いました。このかたもお笑い芸人さん(ジパング上陸作戦の相方)なので、笑いをとるのはもちろんうまいのでうが、シリアスでもいけるところが、すごいです。体はあまり大きくないけれど(前回出待ちをしていたときにお会いしたときにあまり大きくない人なんだなーと思いました)、存在が大きい。そんな役者さんです。

今回の助演男優賞は、モリト役を演じた竹野聡さんではないでしょうか!”ある障害者を持った男がいつの間にかスターになってしまう”というストーリーで要となる障害者役をされた方。その勉強しつくされた演技に、驚きと同時に、このかたの努力と才能を感じました。帰りの電車の中でも、彼の演技がぴか一だったと、話題の人でした。

最後に、友人の宗村蔵人さん。前回は、刑事役であまり出なかったのですが、今回は最初から出ずっぱり。最後の長い台詞を噛まずに言い切るのは、すごい!シリアスな役がはまっていて、いい役者さんにどんどんなっていっているなーと思いました。

すごく楽しい舞台でした。しかも満席で、中はむんむんとした暑さで、劇団の方々の熱気も伝わってきました。これからも楽しみな劇団です。

(総合評価:★★★★☆ 第三回公演も楽しみにしています!)


2008年5月11日 (日)

幸せになるための27のドレス

Photo飛行機の中で「幸せになるための27のドレス」を見ました。

内容(cinema cafeより)

他人の結婚式を成功させることに生きがいを感じている、独身ニューヨーカー・ジェーン(キャサリン・ハイグル)。いつか自分が主役になることを夢見る彼女のクローゼットの中には、花嫁付添い人として着た27着のドレスがぎっしりと詰まっている。そんな彼女が思いを寄せる相手は、上司のジョージ(エドワード・バーンズ)。だが彼は、ジェーンの実妹・テス(マリン・アッカーマン)と結ばれてしまう…。泣きたい気持ちをグッとこらえながらも、ジョージとテスの結婚式の準備を手伝うジェーン。そんなある日、彼女の“付添い人”という生き方に興味を持った新聞記者・ケビン(ジェームズ・マーズデン)が、取材のためジェーンに接近。ジェーンがウエディング・ドレスを着る日は訪れるのだろうか? 『プラダを着た悪魔』のスタッフが贈るロマンス・コメディ。

女の子が好きな映画だなぁ...と思いました。

「誰かを助けてあげることに生き甲斐を感じるタイプ」と表現してしまうとそれだけなのですが、妹が自分の思いを寄せている人と結婚する、その結婚式のサポートをしながら、自分の生き方が間違っていることに気づき、そして、間違ったやり方ではあったけれども、新しい一歩を踏み出して行く。その過程が、面白く描かれながらも、涙を誘います。

個人的には「プラダを着た悪魔」の方が好きですが、すごくいい映画だと思いました。

(総合評価:★★★☆☆ 致命的なことをしても、家族だから許してもらえるのであって、友達だったらどうなったんだろう!?)


2008年5月10日 (土)

Jade on 36

NY在住の友人が仕事で香港・上海に出張で来るとメールがあったので、上海で会うことになりました。
#ブログをお読みの方はもうお分かりだと思いますが、私も中国出張中なのです。

「中華料理はもう見たくない!」と叫ぶ私を連れて行ってくれた先が、友人がアジアで一番美味しく、話題性のあるお店だと思うという、Jade on 36というフレンチ・フュージョンのお店。

実は、そんなこといいながら、どうせ東京のフレンチのほうが美味しいに決まっていると、東京贔屓の私は思っていました。そして、レストランでメニューを選ぶときから、うるさーくコースを説明するフランス人ウェイターに辟易していて、1皿目が運ばれてきたときには、その奇抜なデザインから、「絶対、口ほどでもない」と思い込んでいたのですが…

…久々に感動しました。

まさか、上海でこれほどの創作フレンチに出会えるとは。
そして、こんなにおいしいフレンチとは!!
しかも、この金額でここまでのサービスとは!!!!!!

奇抜なデザインだけでなく、めちゃくちゃ美味しかったです。(食事の一部写真入りでご紹介)

Ca390168私が「ラビオリ?」と言ったロブスターのメインディッシュのお魚料理。薄い海老のエキスなどで作ったゼラチン状の膜の下にロブスターがはいていて、この膜でくるみながら食べます。食べやすいとは言いませんが、味は良かったです。

Ca390169友人が理科の実験と呼んだメインディッシュのお魚料理。友人が食べたものですが、理科の実験のように、このような瓶に入って来て、それを出しながらソースをつけて食べます。友人曰く、気分は「理科の実験だけど、味はめちゃくちゃいい」そうです。

Ca390171タンポポをイメージしたデザート。中はスイカのソルベで、ふわふわしているのは、ライチをフォーム状にしたものです。高さは向こう側にいる友人と比べてみると分かると思いますが、人が座った高さはあります。

さすが、うるさくメニューの選択まで口を出すお店だけありました。また、それぞれお皿を持ってくるたびに、「これは混ぜずにこうやって食べてください」と、うるさく食べ方まで指定されましたが(笑)。お土産に、手作りチョコレートケーキまで頂きました。

上海に行くことがある方は、一度、話のネタに行くことをお勧めしたいです。

レストランの帰りに、近くに世界一高い場所にあるCloud9というバーがあると聞いていたので、友人と2人で「見るだけ見よう」ということになりました。何も飲まずに本当に中を歩くだけ歩かせてもらったのですが、夜景がキレイでした。

2人ともここ最近ハードな仕事生活だったので、あくびばかりしていましたが(笑)、たまにはこういうのもいいねーと言いながら、別れました。実は、すごーくすごーく久しぶりに会う友人で、「やっと会えたねー」と口にしてしまったほど、なかなか会えずにいました。やっと会えたのが上海というのも、なんだか不思議なのですが… とにかく、あえてよかったです。そして、ここ最近で一番面白い食事を一緒にできたので、本当に楽しいひと時でした。


2008年5月 9日 (金)

コレラの時代の愛

Photo渡辺千賀さんとお寿司を食べたときに、面白いと絶賛していたので、図書購入禁止令を破ってまでゲットした「コレラの時代の愛」。

内容(「BOOK」データベースより)
夫を不慮の事故で亡くしたばかりの女は72歳。彼女への思いを胸に、独身を守ってきたという男は76歳。ついにその夜、男は女に愛を告げた。困惑と不安、記憶と期待がさまざまに交錯する二人を乗せた蒸気船が、コロンビアの大河をただよい始めた時…。内戦が疫病のように猖獗した時代を背景に、悠然とくり広げられる、愛の真実の物語。1985年発表。

まず、くどいほどに長い小説。長くて、くどいんだけど、一気に、スピードよく読みきれる文体は、オリジナルがよいのか、翻訳がよいのか、あるいはその両方か!?
#近年、翻訳や通訳問題に悩まされ続けているので、どうしても翻訳の質が気になってしまうのです。

それにしても、千賀さんの話を聞いたときには、「50年も待ち続ける男がいるのか!?」と思いました。が、本を読んで、ホントにこういうことを思う男がいるのだと(小説だと分かっていても)、ちょっと感動しました。

私は浮気性(!?)なので、ここまで待てない。浮気性というよりは、気が短いだけなのかもしれないけれど。結果が出そうも無いものに時間をかけるよりも、結果が出るものに時間をかけるタイプと書いたほうが聞こえがよさそう(笑)。

待ち続ける間に、「浮気」をして、男を磨いていく様がすごいです。男は独身なので、女性と戯れるのは、浮気にはならないと思うのだけれど、「愛している女性がいる」ということから、彼はそれを浮気と考えるのだから、その思考回路に、驚きます。彼女に見合う男になろうと、自分磨きに励む姿を、どこぞの誰かに読ませたい。ここまで、想ってくれる人がいるっていうのは、女性としてはうれしいでしょうね。

72歳になった彼女がご主人の事故で未亡人となって、50年ちょっと待ち続けた彼が告白するところも、すごい。。。

とにかく、「すごい」としか表現しようがなく、自分は絶対にできないと胸を張っていえる(威張ることじゃないけれど)。だからこそ、こういう小説がじーんと心に響くのかもしれません。

この記事を書きながら、自分の形容詞表現があまりにつたないので、恥ずかしくなっています。ここ最近、日本にいないので、日本語力が落ちているのかもしれません… 

このプロットを考えて、ここまで細かく書き込んでいく小説家も本当に見事です。さすがノーベル文学賞作家! 

文章を書くという意味でも、本当に勉強になりました。

ところで、千賀さんがお勧めという本にある傾向があることが最近分かってきました。


2008年5月 8日 (木)

こうふく あかの

Photo_3西 加奈子さんの「こうふく あかの」を読みました。

内容紹介(amazon.co.jpより)
二ヶ月連続作品「こうふく」シリーズ第二作結婚して十二年、三十九歳の調査会社中間管理職の「俺」の妻が、ある日他の男の子どもを宿す話。二〇三五年、小さなプロレス団体に所属する無敵の王者、アムンゼン・スコットの闘いの物語。二つの話が響き合う。

みどりにつづきこちらも読んで見ました。

友人の勝間和代さんが「すべての出来事は必然である」とよく言っているけれど、それを体現している本だわぁ~ というのが、読み終わったときの、第一声。

小さな出来事の積み重なりが、大きな一連の事件と発展していく。

こう書くと大げさに聞こえるかもしれないけれど、生きるってことはそうなんだろうなぁとこの本を読みながら思いました。

連続性から生まれる小さな幸福だってある。

そういうことが伝えたかったのかしらん。。。


2008年5月 7日 (水)

こうふく みどりの

Photo_2西 加奈子さんの「こうふく みどりの」を読みました。

内容紹介(amazon.co.jpより)

「こうふく」二部作、二ヶ月連続刊行!
十四歳の緑が語る物語と、棟田さんという謎の中年女性が語る物語の、二つの物語で構成される本作は、
「女の生きる道」を大きなテーマとし、西氏にとって挑戦作ともいえる作品です。

最近とても話題になっている本のようで、あちこちの雑誌で書評を見かけます。出たばかりのころに買っていたのですが、なぜか今頃読んでいる私。

最近、仕事で疲れているのか、さらっと読めるもの以外に手を出そうという気がうせていて、万葉集を読み終わったあとは、とても薄い本ばかりを読んでいます。薄くて中身も無いとなると、「時間の無駄じゃぁ~」と叫びたくなるのですが、手のほうも私が叫ばないように気を遣っているのか、「さらっと読めて、しかしそれなりに考えさせる薄い本をゆかりに渡す」ミッションを達成し続けています。やるな、私の「手」。
#数箇所につみあがってる本を上から1冊ずつとっていくので、運が悪いと「中身の無い、面白くない」本に当たります。

さらっと読めました。さらっと読めたのですが、考えることや感じることが多くて、ある意味疲れる本でした。私の場合はトリップしすぎなのが疲れる理由なのですが。

14歳の緑の視点。あぁ、そうだな、若かったころはこんな感じ方をしてたよな。。。と、懐かしさがこみ上げてくると同時に、14歳の自分にトリップ。ちょうど設定が自分の家族(女ばかりの姉妹の家族)と似ているので、ますます当時の自分を思い出すことになってしまい、あのとき、自分の行動を姉の目で見直してみると、こういうことだったのかな。。。なぞと、考えてしまいました。

違和感を感じるのは、独白チックな棟田さん。せつなさのほうが多かったように思いました。

切ない、でも、暖かい。それは、自分の思い出や経験がついてくるものだから。

そんな本でした。次は赤を読みます。


2008年5月 6日 (火)

大人の友情

最近、ネット接続の悪い環境に出張していたため、ブログの更新が遅れています。やっと更新です。ご無沙汰してしまいました。

Photo臨床心理学者・心理療法家の 河合 隼雄氏の「こころの処方箋」は大好きな本でした。昨年夏に亡くなられて、彼のエッセイがもうこの世に出てこないかと思うと悲しくなります。

さて、最近、友情に関して、いろいろと悩んでいたので、手にとった「大人の友情」。

友情を支えるものは何かを説いた章では、白州正子さんの「いまなぜ青山次郎なのか」から、小林秀雄と大岡昇平の友情の話が出てきたり、裏切りの章では、またまた白州正子さんの本から、小林秀雄が中原中也の恋人を取った話が出てきたり、具体例たっぷりで、面白く分析させていただきました。

ちょうど2ヶ月前に「中原中也との愛―ゆきてかへらぬ」について、こちらに書いたばかりだったので、記憶がフレッシュ。そういう見方もできるのかと、ますます考えさせられてしまいました。

「同一性」「うっとおしさ」このあたりは、最近私が、悩んでいることに対して、大いなるヒントをくれました。

友情というトピックとはちょっと脱線してしまうのですが、この本の中で出てきた最高の言葉は、「イライラしているときは、何かを見通していないからだ」という1文。

ちょうど、イライラしていたこともあって、この1行に出会って、ふっと一歩引いたところから考えてみたら、答えが出ました。

大人になると友情の形はとても難しくなるように思っていたのですが、それについてこうしてヒントをちりばめたエッセイを書いてくださった河合先生がもういらっしゃらないのは、本当に残念でたまりません。空の上から、ばたばたもがいている私たちを見ながら、「やっとるなぁ~」と思われていらっしゃるのかもしれませんね。(合掌)


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秋山ゆかりについて

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