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2008年4月 4日 (金)

完璧な赤

Photo「完璧な赤」を読みました。

内容(早川書房より)
16世紀のヨーロッパを狂瀾に陥れた魅惑の真紅とは? 時代を翻弄した唯一の染料をめぐる壮大な歴史ロマン・ノンフィクション

1519年、新大陸の地に降り立ったスペインの征服者たちは、市場を埋め尽くす鮮やかな赤に目を奪われた。光り輝く色彩はまさに生命の炎であり、魂を揺さぶる情熱の色。これこそヨーロッパの人々が、そして彼らの王が権威の象徴として求めた完璧な赤だった。 この色をヨーロッパに持ちこめば巨額の利益を生む——スペイン人たちは製法から原料・産地にいたるまでを国家機密とし、完全なる秘密主義を貫いた。そのため18世紀まで原料の正体すら明らかにならず、イギリス、オランダ、フランスなど各国は躍起になってスペインの輸送船団を襲撃させ、新大陸にスパイを放った。市民のなかには正体をめぐって全財産を賭けた大博打に出る者まで現われた。 国家も民衆も翻弄し、ヨーロッパ全土を競争へと駆り立てた染料の名はコチニール。現在でも身近な食品や自然派化粧品などに使われており、日光にも熱にも強い耐性をもつ有用な染料だ。大航海時代から現代まで脈々と受け継がれてきた新大陸の秘宝を物語の主役に据え、爽快な筆致で描く。

子供の頃から、色については深い興味を持っていて、色へのあこがれから、集めた色鉛筆は500色を超えます。色について書かれた本はなるべく購入するようにしているのですが、少し前に購入してから、手をつけていなかったこの本を、気分転換に読みました。

国家機密と位置づけられたスペインの赤。赤のために、スパイを送った情報戦。

色が持つ意味や魅惑する話は本当に面白いです。


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