【お知らせ】コンピレーションアルバムのリリース(4/4リリース)のご案内
CPCレコードから4月4日にリリースされる童謡のコンピレーション「ライブシーンを彩る女神たち」の予約がAmazonとセブンイレブンで始まりました。
私は13曲目のアイルランド民謡「Down By The Salley Gardens」というYeatsの歌詞のものを歌っています。
小さなお子様がいらっしゃる方、秋山の声にご興味ある方、是非、アマゾンをチェックしてくださいませ!


CPCレコードから4月4日にリリースされる童謡のコンピレーション「ライブシーンを彩る女神たち」の予約がAmazonとセブンイレブンで始まりました。
私は13曲目のアイルランド民謡「Down By The Salley Gardens」というYeatsの歌詞のものを歌っています。
小さなお子様がいらっしゃる方、秋山の声にご興味ある方、是非、アマゾンをチェックしてくださいませ!
私といえば「キャンディード」というほど十八番になっておりますバーンスタインのオペラ「キャンディード」。Volksoperでやっていたので観に行きました。(ここではミュージカルになっていたけれど、バーンスタインは明確にオペラって打ち出してるのになっ!といつも通りの突っ込みはご容赦を)
...というわけで、他のオペラよりも、はるかにチェックは厳しいのですが...
大好きな序曲。これを聞くだけでわくわく盛り上がります。
そして、ナレーションはドイツ語だけど、嫌ってほど歌ってるオペラなので、すべて頭の中に入っているから、理解できるし、みんなと一緒にげらげら笑えるのが、楽しかった!!!
この舞台で一番良かったんじゃないかなー
それ以外は、文句ばっかりになります。
まず、キャンディード!!! 配役悪すぎ。まぁ、どの役にも言えるのですが、(特に男性)声はいいけど、えー、その顔でその役はないよね!?と突っ込みどころ満載。さらに、「英語が超下手っ!」最初、ドイツ語かとおもいましたよ。もうぜーんぜん英語に聞こえない。キャンディード役の人は"BE"って単語がうまく歌えないので、そこが必ず声が割れるので、きになりまくり。
クネゴンデは、自分が歌う役なので、もっとチェックが厳しい。Glitter and be GayはHigh Eが出ずに、1拍しかのばさない。おいっ! それは楽譜でも最低4拍だぞっ!!そしてフェルマータついてるぞ!! それはどこへいったーーーーっ!?
...と、各役に突っ込みすぎて、楽しめなかった...(涙)
まぁ、暗譜しちゃってるから、仕方ないんだけれど。
でも、私はやっぱりバーンスタインが大好き♩と、おもいました。そして、また機会があれば、Candideを観たいです(文句を言いながらでも)
Cast
ChoreinstudierungMichael Tomaschek
DirigentJoseph R. Olefirowicz
ErzählerRobert Meyer
CandideStephen Chaundy
CunegondeJennifer O´Loughlin
Old LadyKim Criswell
Pangloss / MartinMorten Frank Larsen
GovernorOtoniel Gonzaga
Vanderdendur / RagotzkyJeffrey Treganza
PaquetteBeate Ritter
Maximilian / CaptainSteven Scheschareg
Junkman / Tsar IvanKarl Huml
Alchemist / Sultan AchmetAndrew Johnson
Cosmetic Merchant / 1. InquisitorFrederick Greene
Doctor / Stanislaus / 2. InquisitorThomas Plüddemann
3. Inquisitor / BearkeeperHeinz Fitzka
Staatsoperで「IL BARBIERE DI SIVIGLIA(セヴィリアの理髪師)」を観てきました。
今週はオペラ三昧。
月曜に見たロッシーニの「チェネレントラ」とこの「セヴィリアの理髪師」を比べると、やはり、有名なアリアが多いよなぁ〜と感じます。自分がセヴィリアの理髪師のロッジーナをやるからかもしれませんが。
今回非常に違和感があったのは、ロッシーニは、カデンツァを歌手にいじらせないために(歌手を信頼してなかたのでしょう。そして、その方がいいとおもうけれど)カデンツァのバリエーションはかなりきっちりと決めているので、パターンがそれほど多いわけではないのですが、ロッジーナ役は高い声が出ないからなのかな、ちょっと重い声だからなのかな... カデンツァが「えーーーっ、そんなのあったっけ!?」とおもうパターンが多くて、私はあまり好きではありませんでした。
これはもちろん好みの問題ですが、楽譜に忠実に歌う派の私は、あまりにもありえなーいというカデンツァパターンに拒絶反応を起こします。
...それ以外は、ロッシーニのどたばた歌劇で、女ってひどいわぁ〜とおもいながら、楽しめる作品なので、仕事がテンパってる時にはありがたい作品です。
ダンテの「神曲」をベースに展示会をしているdommuseumへ行ってきました。
この展示会では、20世紀から21世紀に活躍したドイツ人アーティストでグラフィックデザイナーのTheodor Zellerや、ロシア人画家Valery Kharitonov、アメリカ人の彫刻家でデザイナーの Roger Roberts、地元オーストリアのアーティストRobert Hammerstiel、南チロルのアーティストMarkus Vallazza等の作品が展示されています。
地獄篇(Inferno)からスタートし、ここではボッティチェリの有名な地獄の図も出てきたり、煉獄篇 (Purgatorio)ではArrogantとDepressedという2つの作品が対照的に並べられ、天国篇(Paradiso)では、突然緑の天国をイメージしたオイルペインティングが出てきたり...
ダンテの神曲は、音楽の世界にもかなり影響を与えていて、 Claudio Monteverdiだったり、リストだったり、チャイコフスキーだったり、プッチーニだったり、それこそ多くの著名な音楽家が、彼の神曲kら影響を受け、作品を書いたり、タイトルを借りたりしています。
こうやって一気に作品が見られる機会もあまり無いと思って、無理矢理時間を作って観に行ってよかったと思いました。
今朝は、朝からとてもアホなことをしでかし、多くの人を巻き込んでの大騒ぎ。
もともとおっちょこちょいで、突発トラブルには弱いので、なるべくトラブルにならないように、いろいろとプランをして生活しているはずなのですが、最近、何かに熱中しだすと、いろいろと忘れちゃったり、よく見てなかったり... 何やってるんだ、私...と、突っ込みを入れたくなる程、おバカです。
反省はとてもしているのですが...周囲の皆様が暖かく助けてくれるので、今は甘えさせてもらっています。(期限付きでやってるつもりなので、そのうち、また、しっかりします!)
そんなことがあったので、お出かけはできないかなと思っていたのですが、La Cenerentolaのチケットを買っていたので、どうしても具合が悪くなったら退席すればいいと気楽に考え(3時間のオペラで1回しかインターミッションはないのは分かっていましたが)、Volksoperまでお出かけ。
30分もかからず行けるところなんですが、リンクの外にあるせいか、「Volksoper遠いよね」と言ってしまう程、コンパクトな街で生活していると、時間感覚も距離感覚もどんどん狂って行きます。
ロッシーニのオペラ「チェネレントラ」(La Cenerentola)は、水曜日に観に行く予定の「セヴィリアの理髪師」の翌年に書かれたロッシーニ25歳のときの作品。童話のシンデレラがベースです。
3週間でちゃちゃっと仕上げた作品らしいですが、ロッシーニの素晴らしい早口言葉ソングと、ドタバタ劇と、あり得ない程のアジリタをちりばめて、素晴らしい重唱も多い作品で、実は、とても好きな作品です。
多分、自分がロッシーニを歌ってなかったら、好きになっていなかった作品だろうなぁ〜。どれだけこのロッシーニを歌うのが大変なのか、そして、ドタバタしながら、それを歌うのがもっと大変なのか、身を持って分かっているからだと思うのですが... 相変わらず毎日のように、「パエールとロッシーニの声楽教本」をまじめに歌ってますが、コロラトゥーラとアジリタ技巧を身につけるのは、とっても大変。ソロでも大変なのに、これを重唱で歌っちゃうって、ホント、すごいことです。
今回もドタバタ劇を繰り広げながら、げらげら笑える舞台に! まじめにあのドタバタ劇をやりながら、ロッシーニのアジリタを歌うなんて、すごすぎます。相変わらず本筋で無いところで感動しちゃう私。
ちょっと残念だったのは、クロリンダやティスベほど、どたばたしていないのだから、アンジェリーナ役の方は、もう少しがんばって欲しかったな〜〜。「Nacqui all'affanno e al pianto」をはじめ、ピッチ外れてたり、アジリタそれミスってまっせ、と、観客にバレバレなのはちょっとまずいんでは!? ビブラートのかかり方は、好みだと思いますが。
そういえば、この舞台、平野さんがアリドーロ役で出ています!
甘い声が素敵だわぁ〜
ロッシーニ・クレシェンドを聞くとわくわくする。それをきっちり舞台もコスチュームも歌手もオケもやる。細かいところでクレームをつけようと思えばいくらでもつけられるんですが、全体としてのまとめ方や、舞台を支えているすべての人のプロ意識の高さにブラボー!
Cast
Inszenierung | Achim Freyer
Bühnenbild | Maria-Elena Amos
Kostüme | Maria-Elena Amos
Dramaturgie | Klaus-Peter Kehr
Licht | Kurt-Rüdiger Wogatzke
Choreinstudierung | Thomas Böttcher
Dirigent | Enrico Dovico
Don Ramiro | Jörg Schneider
Dandini | Dominik Köninger
Don Magnifico | Noé Colin
Angelina | Lysianne Tremblay
Clorinda | Elisabeth Schwarz
Tisbe | Elvira Soukop
Alidoro | Yasushi Hirano
1月27日のモーツァルトの誕生日の週の日曜日は、モーツァルト ミサ・ブレヴィス ハ長調KV258「シュパウル・ミサ」(Mozart C Dur K 258 Piccolomini-Messe)がシュテファン寺院でミサのときに演奏されます。
小雨の降る中、とっても寒かったのですが、やはりモーツァルトウィークに聞いておきたいと思い、早起きをして、シュテファン寺院へ。
さすがにすごく寒いので、全員コート姿でマフラーを巻き付け、帽子をとらないでミサに参加している人も数多く居ました。オルガンの方もコートを着たまま演奏。確かにこれだけ寒いとコートを着ずに演奏できないものね。昨日も「え?こんな格好で歌っていいんですか!?」という格好で、そのままコーラスに加えられてしまったけれど、寒いとそれが当たり前なんですね。
Piccolomini-Messeは、モーツァルト20歳頃の作品。ケッヘル6版では1776年12月に、タイソン版では1775年12月になっているのですが、配られた資料によると、最近の研究でオットー・ビーバ博士 (Prof.Dr.Otto Biba)が1775年12月と推測しているので、こちらでは、1775年12月としています、と書かれていて、丁寧に資料を書くなぁと、曲を聞く前から、資料に感動。
さらに、なぜ"Piccolomini-Messe"という名前になったかの言われを短く紹介していて、「シュパウル・ミサ」と日本語ではよく標記されているのですが、"Piccolomini-Messe"の名前がついた理由も納得。Wiener Hofmusikkapelleのレパートリーだったサリエリの"Kaiser und Königskrönungen"よりも短かったからという理由のよう。(そこまでドイツ語を読みこなせているか自分のドイツ語力がちょっと不安だけれど、多分これであっていると思います)
...と、ミサの始まる前から、なんだかドイツ語と格闘している私でしたが、想像以上にミサはシンプルで、他のモーツァルトのミサ曲だったら、物足りない?と思ったのかもしれないのですが、シンプルさゆえに、KV258が合っていたのではないかと思いました。
「運命の力」を見たときに、日曜日はミサ曲で心を洗われると良いと言われたことを思い出し、ミサの後は、静かにしております。
今年のヨーロッパは暖冬ですが、さすがにSalzkammergutエリアは雪が降っています。
モーツァルトについて調べたいことがあったので、モーツァルトのお母様がご出身のSt. Gilgenを含め、Wolfgangsee周辺の小さな街に行きました。St. Wolfgangにも寄ったのですが、雪が降りすぎていて、写真を撮ったのですが、真っ白(笑)。こちらの写真はSt.Gilgenです。
その後、ザルツブルグに行って、特に用事は無かったのだけれど、モーツァルトの住居とモーツァルトの生家に吸い込まれるように行ってしまいました。モーツァルトの住居は、日本の保険会社が多額の寄附をして作り直したなぁと、全然関係の無いことを思いながら...
さらにモーツァルトとは関係のない「サウンド・オブ・ミュージック」の「Do, Re, Mi」はここで撮影されたんだよなぁ、と、モーツァルテルムの横のミラベル庭園を横切りながら、「そうだ、マリオネット劇場があるんだった!」と先日プラハで見たマリオネットオペラを思い出したり。最近、自分が何を考えているのかよく分からないです(笑)ロジカルシンキング推進をしていた私はどこへ行ったのやら?感情の赴くまま、マニアックに掘るという作業を繰り返す日々。

モーツァルトの生家には、オフシーズンですが観光客もいっぱいでした。なんでキッチンまで撮影してるんだ?と、自分に突っ込みを入れながら、さらに、私はここに用事があったわけじゃなくって...と、言いながら、目的地に行くのに、遠回りというか、寄り道をしてしまいました。
で、無事用事を達成。
道中いろいろとあり、急に、モーツァルトのミサ曲でコーラスが足りないから、歌ってくれと巻き込まれたり(モーツァルテルムに行けばすぐに見つかりそうなものだけど、たまたま一緒にいたから手近だったからだろうか?)、いきなりだったので、ちょっとひぃ〜となりましたが、無事歌ってきました。
こんなことに巻き込まれていると、スケジュール通りにはまったく行かず、帰る予定のバスにはぜーんぜん乗れなくて、はてさて、どーやって帰ろう?雪もひどくなってるしザルツブルグに泊るか!?と思ったのですが、でも、そういうときに、たまたまウィーンに戻るという人たちに出会い、乗せてもらえることになったりと、私の大の苦手の行き当たりばったりで、なんとかウィーンに戻ってきました。
そんなにスピード出して大丈夫!?と思ったけれど、どうしても夜中までに戻りたかったみたいです。
こんなにいきなり歌う機会をいっぱい頂けて、今年の私はとってもラッキー!
...なんですが、レパートリーをもう少し増やさないと、きついなぁ、とも思います。今までもレパートリーはがんばって増やしているのですが、そろそろドイツモノを本格的にはじめないと、このまま活動するのは、ちょっと辛いなぁ...と思う日々。
その前にドイツ語をもっと勉強しないと、今日は同行者のオーストリア人が英語がそれなりに出来る人だったのでなんとかなったけど、超小さな街に一人で放り出されたら、きっとすごく困るだろうなぁ...
ウィーンに来てすぐにこのような機会が頂けるとは思っていなかったのですが、母校の関係で、コンサートとレクチャーをさせていただく機会を頂きました。
レクチャーはキャリアについて。オペラ歌手と事業開発という2つのキャリアをどうやって作ってきたのか?というお話をして欲しいとリクエストされていました。
ドイツ語でがんばって話そうと一生懸命作文して行ったのですが、英語で話してもらった方が英語の練習になると言われて、拍子抜け。
自分のドイツ語の練習の為に、挨拶と自己紹介だけはがんばってドイツ語でやってみました。が、すぐに英語にしてしまい、自分が自由に話せる言葉で話すってなんて楽なんだろうと、当たり前のことなのですが、自分の言いたいことをきちんと伝えられることのありがたさを感じました。そして、得意ではないドイツ語に対してとっても構えていた自分に気づきました。
また、英語が話せると、他の言語を覚えなくてもなんとかなるという甘えやすい環境にいるなぁ...と、英語が話せるデメリットを感じてしまいます。自分の意識次第でいくらでも勉強できるはずなのに、英語にすぐ逃げる自分を追い込めない。私の甘さゆえなのですが...
コンサートでは、日本歌曲を中心に歌って欲しいというリクエストだったので、昨年一生懸命やっていた山田耕筰氏の曲をメインに歌わせていただきました。初めて日本歌曲を弾くというオーストリア人の方が伴奏だったので、音合わせに難航し、果たしてまともに歌えるのか!?と不安だらけだったのですが、それなりにまとめられて、日本歌曲の雰囲気は伝わったかな!?
どうしてもアリアを1曲歌わせていただきたくて、伴奏者がバロックが得意とおっしゃっていたので、最後に、ヘンデルの歌劇「ジュリオ・チェザーレ」より「Piangerò la sorte mia (つらい運命に涙はあふれ)」を歌わせていただきました。チャペルで歌わせていただいたこともあって、そして伴奏の方が非常にうまくて、自分が歌える以上に歌わせていただいたような気持ちになりました。
お客様からは、最後のアリアが一番良かったとおっしゃっていただけて、ちょっと複雑な気持ちではありましたが...アリアがいいとおっしゃっていただけるのはうれしいのですが、日本歌曲の良さは伝えられなかったのかなぁ...
いろいろな機会をこうして与えていただけることに、感謝する日々です。
音合わせの後、すぐそばにあるフンダートヴァッサーハウスを見に行きました。
ここはもう何度も行っているところなので、わざわざ行く必要は無いのだけれど、想像以上に音合わせが難航し、ちょっとめげ気味だったので、好きなものを見て癒されようと思い立ち、近くなんだから、やっぱり見に行こう〜と、見に行きました。
これはウィーン市の公共住宅なので、中に入ることはできないのですが、外から見ることは出来ます。こんなかわいいお家に住んでみたい〜〜
また、向かいにヴァッサーっぽく作られたカルケ・ヴィラージュ(Kalke Village)があり、お土産物やカフェなどがあります。
その地下にある"Toilet of Modern Art"が面白いので、ついでにトイレにも寄ってしまいました。60チェントなのですが、機械がちゃんと動いていなくて、60チェント入れても入れなくって、後ろから来ていたアメリカ人のおじさんに「60チェントなんてただみたいなもんだから、もう一回入れなさい!」と言われて、もう一回60チェントを入れました。結局トイレに行くのに1ユーロ20チェントもかかったじゃないか! と、思うよりも、アートを楽しまねばもったいない!
そのすぐそばにあるフンダートヴァッサー自身が設計した美術館クンストハウスウィーンにも寄りました。2,3階は常設展で、4階は特別展示になっています。
うちのリビングの壁面の半分はフンダートヴァッサーの作品で埋め尽くされる程、彼の作品に一時期傾倒していたのですが、今回彼の作品を見て、もしかすると、今の私はちょっと変わっちゃったのかな?と思いました。昔ほど熱狂的ファンではなくなっている自分を発見。それでも、彼の作品は好きなのですが、熱狂的に好きか?というと、ちょっと違うなぁ〜と思い始めたり。

1階のカフェで遅めのランチをしました。
前に来たときは春だったので、外のパティオで緑に囲まれてご飯を食べたのですが、今回は雪のちらつく真冬。さすがに外で食べる気は起きず、中でのんびーりぬくぬく食べました。
お店の中も緑でいっぱい。
ここだけ異空間で、来週の演奏会をどうするかは来週考えようと思いながら、気分転換にのんびりとランチ&お茶をしました。
あれだけ歌ったのだからデザートまで行けるかな?と思ったのですが、ランチだけでおなかがいっぱい。ちょっと食べ過ぎた感があったので、アパートまで歩いて戻りました。(といっても、それほど遠い訳では無いのですが)
いい気分転換になりました。
見るところが有りすぎて、見たいところが有りすぎて、猛烈な勢いで朝から夜まで街を歩き回ったプラハ旅行。
Prague cardを使い倒すのは相当大変と聞いていたけれど、これだけの数を回るには、Prague Cardを買った方が圧倒的に安い計算になるので、Prague Cardを購入。ほぼ全部見て回ることになるとは思っておりませんでしたが...計算してみると、元がとれるどころか、格安!
音楽、美術、建築物、文学と、興味の広さが、そして優先順位のつけられない優柔不断さが、超体力のいる旅行となるとは... でも、プラハ満喫で、満足です。
ミュシャとカフカもMUST CHECKのリストに入っていたので、ミュシャの素晴らしいステンドグラスのあるプラハ城内の聖ヴィート大聖堂(Katedrála svatého Víta)、ムハ美術館とカフカ博物館へ行きました。
ミュシャの作品はパリでもかなり見ていたのですが(そして日本にもかなりあるので、日本でも結構みられます!)、こちらはステンドグラスや、ミュシャがプラハに戻って来てからの作品、そして、油絵などあまり知られていない作品が多く見られました。オーストリア=ハンガリー二重帝国時代にチェコ語教育資金を集めるためのポスターなどは、ミュシャがどれだけ祖国を愛していたかが伝わってきます。

聖ヴィート大聖堂(Katedrála svatého Víta)は930年に作られたロマネスク様式の教会が、パレルーシュの設計でゴシック建築に生まれ変わったそう。20世紀頭に作られたミュシャのステンドグラス(保険会社がこれを作るスポンサーになったそう)も素晴らしいです。私の写真のテクのなさがバレバレな写真ですが(汗っ)
そのすぐ奥にあるヴァーツラフ礼拝堂も素晴らしく、アメジストやガーネットやゴールドで覆われていて、昔はボヘミアはすごくお金があったんだなぁと思いました。
市民会館の中にある「市長の間」の内装もミュシャの作品。
1Fにあるカフェ「カヴァールナ・オベツニー・ドゥーム(Kavárna Obecni Dům)」でランチをしたのですが、建物全体がアールヌーヴォー様式で、ステンドグラスも奇麗でした。
歩き回った後にほっとランチができる空間でした。ちなみに、2Fが禁煙席なのですが、2Fの客は私1人だけだったので、ウェイター独占状態。日本語を含む7カ国語を勉強中だそうで、日本語でがんばってオーダーを取っていました。誰に習ったのか「私は今年日本に歩いて行きます」と冗談を言っているところが、トルコで日本語を一生懸命使う商人を思い出させました。
そして、「変身」で有名なカフカの博物館へ。生前はあまり評価されず41歳でその生涯の幕をおろすのですが、他国からの侵略の歴史に翻弄された祖国チェコのように、カフカも自分の存在を問いながら生きて来た様子が、特に、父にあてた手紙の随所にそれが現れていて、この博物館へ行った後に読む「変身」は、また違った重みがあります。スペインシナゴーグの前にはカフカの像があり、ユダヤ人街で生まれたカフカの生家の前にも行ってみました。
一体1日でどれだけ歩くんだっ!?というほど、歩き回りトラムに乗った1日でしたが、芸術家がどのような人生を送ったのか、街を歩き、博物館へ行って勉強できるのは非常に良かったです。

どのガイドブックを見ても、☆1つだったり、載っていないものもある程、あまり人気が無いところのようですが、聖アネシュカ修道院は、1230年に立てられたプラハ最古のゴシック様式の建物の1つで、国立美術館の中世絵画をたくさん収蔵していることで有名だからおすすめ!と、英語の旅行サイトで記事を見たので、旧市街からちょっと歩くユダヤ人街のはずれにあるのですが、行ってきました。
もったいない!! こんなに空いていて、しかもこんなに素晴らしいチェコのMedieval Artがこんなにたくさんあるなんてっ!
と、叫びたくなる程、素晴らしい展示で、しかも、ほとんど人がいないため、ゆっくりと見ることができました。唯一の難点は3時45分に閉まってしまったこと。私が行ったのが2時半すぎだったので、途中で「もうすぐ閉まっちゃいますよ〜」と、声をかけられてしまい、最後は、ビデオを見ている最中に、「しまりまーす」と声をかけられ、退散。
オフシーズンなので閉まるのが早いのでごめんなさいねと声をかけられてしまいました。水曜日は夜8時くらいまで開いているところも多いそうですが。
日本のガイドブックでは☆1つですが、中世絵画にご興味のある方は必見です!
ちょうどプラハ滞在中に、チェコで活動しているマリオネット作家の佐久間奏多さんの作品がGalerii Smečkyで展示されていると伺い、「Česká loutka – tradice a současnost」を観に行きました。
佐久間奏多さんのマリオネットは飯田橋にあるパペットハウスでの展示会で観たことがあるのですが、プラハで観られるとはラッキー! 残念なことに、メールのやり取りはあったものの、ご本人に会うことはならず(今回の私のプラハ旅行は非常に濃いスケジュールだったので...)
4月に飯田橋のパペットハウスで展示会を行うそうですので、そのときにお会いできるといいなぁ〜

アンティークから現代の作品までいろいろな作品が展示されていて、近所の小学校の子供達の見学とぶつかってしまったので、みんなでわいわいしながら、展示を観ました。
もちろん私はチェコ語を話さないので、会話らしき会話にはなっていないのですが、身振り手振りで子供達とわいわい観ながら、付き添いのおじいさんと片言の英語とドイツ語で会話したり、とってもアットホームな雰囲気でマリオネット達を楽しみました!
左側の舞台っぽく作り込んだ大型の作品から、佐久間さんのような小劇場っぽい作品まで、様々な作品が並んでいて本当に楽しい!
写真は撮ってもOKとのことでしたので、気に入った作品をいろいろと撮って来ましたが、写真のテクが無くって、イマイチかも... 右側が佐久間さんの作品です。裏表精巧に作られて、とっても素敵な作品です!
入場料が10CZK(約45円)...というのに、びっくりしてしまいました。チェコ語ではありますが、カラーのきちんとした冊子になっているパンフレットまで頂いて、こんなに安く観られていいのでしょうか!?
プラハまで来て、スメタナとドヴォジャークをチェックしないわけはありません。
昨年ドヴォジャーク生誕170周年だったので、昨年の8月6日から今年の2月29日まで、チェコ国立音楽博物館(České muzeum hudby)では、ドヴォジャークの特別展をやっています。マルチメディアをうまく使ってドヴォジャークの人生を展示するというやり方で、これでもか〜という程、ドヴォジャークの作品、写真が展示され、彼がどれだけ敬虔なカトリックだったか、いい父親だったか、個人主義だけれど、すぐにかっとなるけれど、心優しい人だったかという、音楽家としてだけではない展示に興奮してしまいました。鉄道マニアだったことも初めて知りました。
もちろん、交響曲9番「新世界から」も流れていました。
12月にルサルカをみたばかりですが、こちらを先に見てから、ルサルカを見たらもっと違った観点でオペラを楽しめたかも!とちょっと残念。機会があればまたルサルカを見たいです。
実は、こちらを見に行く前に、ドヴォジャーク博物館とスメタナ博物館の方にも行きました。常設でやっているところを先に見ておかないと、特別展示の方がゴージャスだろうから...という読みがあっていて、良かった! プラハ城からだと、チェコ国立音楽博物館の方が近かったのですが、順番間違うとがっかりするかも...と思い、トラム22番でダイレクトに行けるので、ドヴォジャーク博物館へ行き、スメタナ博物館へ行き、そして、チェコ国立音楽博物館へ行きました。行ったり来たり感はあるのですが、この流れで正解だったようです!
スメタナ博物館は、直筆のメモや遺品がたくさん展示されていました。50歳頃から聴覚を失い始め、公職を離れて、それでも作曲活動を続け、連作交響詩「わが祖国」を書いたのは有名な話しですが、第2曲の「モルダウ」は、山奥の源流からプラハへ流れる川の情景を描いていて、スメタナもまた祖国を思いながら活動していたのだと、改めて思いました。リストの協力を得てプラハに音楽学校を設立した経緯なども、こちらの博物館では展示されていました。そういえば、ブタペストにあるハンガリー音楽院まで行ったなぁと、思い出しました。
チェコものはスメタナのモルダウしか歌ったことがないのですが、これを機会に、ヤナーチェックやドヴォジャークなど、歌ったことの無い曲にも挑戦してみたいなぁ〜と思いました。...ドイツ語もままならないのに、他の原語に手を出していいのだろうか!?
プラハでマリオネットオペラ「ドン・ジョヴァンニ」を観てきました。
マリオネットはチェコの伝統芸術のため、街の至る所で、観光客向けだけでなく、現地の人たちも楽しむマリオネット劇場があります。今回は、国立マリオネット劇場でやっていなかったため(1月、2月はシーズンオフで観光客がほとんどいないから連日はやらないそうです)、王の道のマリオネット劇場(Divadlo louteck)で観てきました。
イタリア語のオペラの録音(かなりちゃんとしたもの!)を使って、6人の人たちがマリオネットを操りながら、ドン・ジョヴァンニのドタバタ劇を繰り広げて行くのですが、大げさな動きをはじめ、それはそれは、おかしくて、おかしくて、大爆笑。
スピード感あるストーリー運びと、細かいんだけど、めちゃくちゃ面白いマリオネットの動きが、妙にオペラのアリアにあっていて、とっても楽しめました。
マリオネットオペラを観たのは初めてですが、機会があれば、また観たいです!
マリオネットオペラの「ドン・ジョヴァンニ」を見た後は、スタヴォフスケー劇場(Stavovské divadlo)の前を通るだけでも...と、ちょっと遠回りをしてホテルへ戻りました。
この劇場は、1787年10月29日にモーツァルトがドン・ジョヴァンニを初演したことで有名な劇場です。そして、映画「アマデウス」のオペラシーンはここで撮影されたところ!!
ここを見ずにして、帰るわけにはいかないっ!(と、思うのは、オペラファンだけかもしれませんが)
写真にも有りますが、ヘンデルの「リナルド」上演期間中のようです。
ウィーン国立歌劇場でヴェルディの「運命の力」を観てきました。相変わらず3€の立ち見席で、ちょっといいところで観ようと思ったので、4時から並び、それからオペラを観たので、かなり疲れました。4時から並んだので、非常にいい場所で観れたのですが、立ち見ってホントに体力がいるなぁ〜...と、つくづく思いました。時間がたっぷりあったので、3月に歌うルチアの狂乱の楽譜をたっぷり勉強できたのは良かったです。
キャスト
Jesús López-Cobos | Dirigent
David Pountney | Regie
Richard Hudson | Ausstattung
Beate Vollack | Choreographie
Fabrice Kebour | Licht
fettFilm (Momme Hinrichs und Torge Möller) | Video
Violeta Urmana | Leonore
Alberto Gazale | Don Carlos
Fabio Armiliato | Alvaro
Ain Anger | Padre Guardiano
Nadia Krasteva | Preziosilla
Ain Anger | Marchese di Calatrava
Tomasz Konieczny | Fra Melitone
Elisabeta Marin | Curra
Michael Wilder | ein Alkalde
Wolfram Igor Derntl | Mastro Trabuco
Marcus Pelz | Chirurgus
すごくシンプルな舞台。十字架を非常にうまく効果的に使っていて、復讐と絶望と贖罪の中に生きる兄と妹とその恋人のドロドロドラマが、少しさっぱりした感じに見えました。フィレンツェ歌劇場のメータの作品とは、舞台美術も演出も全然違ったので、面白かったです。
運命の力は序曲がすごく好きで、序曲を聞くだけでもわくわく!
自分がソプラノだからソプラノに厳しいのかもしれないけれど...メゾからソプラノに転向したヴィオレッタ・ウルマナはできればもう少しやせてて欲しかった...(役柄のイメージ的に)。ヴェルディ歌手をこれだけそろえないと運命の力は上演できないから仕方ないかもしれないけれど、やっぱりもう少しダイエットを...以前に観たときよりも、確実に太っていらっしゃいます。
ヴェルディはあまり歌わないけれど、ドロドロとしたこの人間の汚いところを描く作品は、意外と好きです。
並んでいた時に、何人かの常連の方とおしゃべりをしていたのですが、ヴェルディのドロドロを聞いた後には、心を洗うウィーンの教会音楽を絶対聞くべき!と、おすすめ3カ所を教えてくださったスコットランド人のおじいさん。今度の日曜日に、モーツァルトのミサ曲をやるので、それを絶対聞きに行くべし!というおすすめに従い、日曜は教会音楽に行く予定です。
大家さんの友人という方から急遽お声がかかり、1曲だけですが、コンサートで歌わせていただきました。
レッジェーロだと伝えると、こうもりのアデーレのアリア「公爵様、あなたのような方は」を歌って欲しいというリクエスト。
歌いなれている曲のリクエストで良かった〜。ドイツ語の曲は逃げてまわってきたので、持ち歌があまり無いので、歌えない曲を言われたらどうしようと、引き受けたはいいもの、心配していたのですが、アデーレのアリアだったので、ほっとしました。
イタリアモノやフランスモノのレパートリーが多いと伝えてあったのですが、でも、やっぱりドイツ語モノなのね。。。
先日、オーディションでこの曲を歌い、ドイツ語の発音がアメリカ英語なまりで気持ち悪いと酷評を受けた曲で、このオーディションでは、相当いろいろと言われたので、講評はありがたいのですが、本当にめげました。
めげてても今歌えるレベルで精一杯歌うしかないので、気を取り直して、練習。
が、今回お越し下さった方々は、フランス系の方がおおかったのもあると思うのですが、ドイツ語についてはあまり言われず。
その点については良かったのですが、今、国立オペラ座でやっている「こうもり」のアデーレの声と比べられてしまい、「えっ、そこと比較するの!?」と、心臓がばくばくしてしまいました。
私もその「こうもり」は先日観て来たばっかりですが、アデーレのレベルはすごく高くて、とってもうまかったので、それと比べられるとは... 想定外でした。
高音の出し方とカデンツァ部分が奇麗すぎで、もっと田舎娘っぽく歌った方がいい、など、お客様からコメントいただきました。
人前で歌う機会が増えると、いろんな意味で、勉強になります。機会をいただけて感謝っ!
今日は3€の立ち見席で、フィガロの結婚を観てきました。さすがに、病み上がりでフィガロを最後まで観るのが辛くて、インターミッションでリタイア。3€だから、インターミッションで去るのも、それほど辛くないです。ちょっぴりでもモーツァルトの世界に浸ることが出来たので、ハッピー!
フィガロと言えば、私の大好きな「劇場支配人」を思い出します。フィガロを作っている最中に、ちゃちゃっと「劇場支配人」を書いてしまうモーツァルトを想像すると、笑える(アマデウスのモーツァルトのイメージで、想像しています)。
きっと劇場支配人に逃避しながら、フィガロを書いたんだろうなぁ〜と、思いながら観ると、ちょっとしたところに、風刺が効いているような気がするのは、気のせいでしょうか!?
昨日のこうもりでも思ったのですが、舞台装置がすごいです。ドタバタ劇を支えている舞台美術がすごいと、とっても楽しめるのですが、ここまでお金をかけられるのは、歴史があるからなんだろうなぁ。。。と、某オペラ座の貧困ぶりと比較してはいけないのですが。。。 そして、連日満席チケット完売なのはすごいです。
最後に。。。モーツァルトは歌唱力が必要だと、この舞台を観て、改めて思いました。最近、密かに(ここで書いている時点で密かではありませんが)モーツァルトの歌曲やアリアを復習い直しているのですが、非常に難しいです。そして、それをドタバタしながら、難なく歌いこなしている歌手達にブラボー!と叫びたくなりました。
キャスト
Adam Fischer | Dirigent
Jean-Louis Martinoty | Regie
Hans Schavernoch | Bühne
Sylvie de Segonzac | Kostüme
Fabrice Kebour | Licht
Adrian Eröd | Conte d'Almaviva
Christina Carvin | Contessa d'Almaviva
Anita Hartig | Susanna
Adam Plachetka | Figaro
Rachel Frenkel | Cherubino
Donna Ellen | Marcellina
Benjamin Bruns | Basilio
Benedikt Kobel | Don Curzio
Sorin Coliban | Bartolo
Marcus Pelz | Antonio
Jeanine De Bique | Barbarina
ウィーンに来たらやはり「こうもり」を観なければ!とがんばってチケット取りました。国立オペラ座の方で上演された「こうもり」を観てきました。
国立オペラ座のチケット争奪戦はかなりのもので、10日まで完売。ダフ屋さんもあまり出ていなくて、80分前から売り出された立ち見券の列もすごかったです。チケットがんばって取ってよかった〜!
キャスト:
Franz Welser-Möst | Dirigent
Otto Schenk | Regie
Günther Schneider Siemssen | Bühnenbild
Milena Canonero | Kostüme
Kurt Streit | Gabriel von Eisenstein, Rentier
Michaela Kaune | Rosalinde, seine Frau
Zoryana Kushpler | Prinz Orlofsky
Herwig Pecoraro | Alfred, ein Tenor
Markus Eiche | Dr. Falke, Notar
Daniela Fally | Adele, Kammermädchen Rosalindens
Peter Simonischek | Frosch, Gerichtsdiener
Alfred Šramek | Frank
Peter Jelosits | Dr. Blind
Lydia Rathkolb | Ida
Oleg Zalytskiy | Iwan
アデーレ以外、テノールを含めて、声がちょっといまいちだったのが残念。多分、METなどレベルの高いところを観すぎたのでしょう、というお話を、インターミッションの間に、NYから来たカップルと話していました。それでも、ある一定レベル以上の人たちが、すごくいい舞台とシナリオで出ているのがウィーンの魅力と、おっしゃっていたのには、思わず頷いてしまいました。
抜群だったのは、3幕の看守 フロッシュ。もう面白くて面白くて、げらげら笑いながら観てしまいました。私のドイツ語力が足りなさすぎて、ところどころにアドリブを入れているので、英語の字幕がでず、でも、周囲の人たちが大爆笑していて、自分が笑えないというのが、本当に本当に残念。もっとドイツ語勉強しておけば良かった!!!と、今更ながらに思ってしまいました。
オーストリアで上演されているからいいのかもしれないけれど、ここまでオーストリアを皮肉って作るのもすごいなぁ〜。
とにかく、脚本がよく、演出がよく、とってもたのしい「こうもり」でした。
やっぱりげらげら笑える「こうもり」がいいですね!
こちらもベルベデーレ(下宮)の特別展として展示されていたCurt Stenvert展。バイオリンを習い始めたけれどもうまくいかず、音楽やバイオリンをモチーフに絵を描き始めたというCurt。映画やオブジェや絵画をたくさん残しています。
広島をテーマにした毒マスクときのこ雲、女性の解放をテーマに、バケツの中に閉じ込められた女性のオブジェなど、とっても元気なときはいいのだけれど、ちょっとグロテスクなものが多く、病み上がりで今は、奇麗なものに囲まれていたい気分の私はそうそうに退散。
この他、Medieval artの下宮での展示(10−12時と非常に短い時間しか開いていない)にも間に合ったので、こちらもチェック。現在、Medieval artにスポットを当て直したらしく、上宮でも展示に力を入れていました。ただ、イタリア程のコレクションは無いので、比較してしまうと、どうしても見劣りがしてしまいます。そして、ずらーっと並べるのではなく、もう少し工夫して並べてほしかったなぁ。工夫しているのかもしれませんが、クリムトほどの力の入れ方ではない割に、「Medieval art」を打ち出しているのですから、もっとがんばって〜
今年はクリムト生誕150周年の節目の年なので、ウィーンではクリムトの特別展示会がいろいろと計画されているようです。昨年からスタートしたクリムトとホフマンの2人にスポットライトをあてたベルベデーレ(下宮)で行われている展示会に行きました。
クリムトは分離派を立ち上げた1897年に会長に就任し、わずか20年で美術に限らず音楽、建築、科学などの領域へのまでもを巻き込み、新しい文化を作って行きました。もちろん、非難もおおかったのですが。私はクリムトがイタリア、フランスだけでなく、日本文化も緻密に勉強し、それを自分の制作に活かして行った勉強熱心さや、常に前をむいた旺盛な好奇心が、とても好きです。
今回の特別展示では、長年一緒に仕事をしてきたホフマンとの共同制作の歴史が分かり、そして、非常に立体的な展示(建築物の一部を再現するなど)になっていて、楽しめました。

また、クリムトとホフマンについて知ってもらうという試みで、A3の紙が壁一面に貼ってあり、それをべりっとめくって持って帰れるようになっています。持って帰って来たものを床に並べてみるとこんな感じになります。裏にびっちりとドイツ語と英語で展示のポイントがまとまっていて、こうやって「手にとって持ち帰らせる」テクニックは勉強になります。
ベルベデーレの上宮では、クリムトのKissをはじめ、今回初めて展示される作品等、世界最大のコレクションを誇るウィーンならではの作品が並んでいます。何度も訪れているところですが、毎回、コレクションの展示の仕方が変わっていて、違った視点から楽しめるのもいい点です。
シーレの作品も数多く展示されていましたが、独自路線を走っていたシーレ画風は実はあまり好みではなく、見るだけ見ました〜という感じですぎました。
絵はよく分からないけれど、好き、嫌い、どちらでもないのどれかに当てはまり、あまり考えずに見ることにしています。以前は好きではなかった作品が、好きになってたり、以前はまっていた作家から遠ざかったり...というのはよくあること。食わず嫌いをしてなんでも見てみるっていうのがいいのかな?と思ったりしています。
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